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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 107
    13:03
    // 風向き kazamuki //

    「おはよう、少し遅かったんじゃない?」
    「おはようございます。」
    ルイスは、アルを見て、深呼吸を言い渡す。
    走ってきたアルの息が乱れていたからだ。

    呼吸が整ったところで、指示を出す。
    「テキスト、5ページを開いて。弾いてみてごらん。
    1.2.3.はい。」
    アルは、楽譜通りに弓を動かす。
    「reの時は、もう少し腕を上げて。」
    修正された位置を確認しながら、続ける。
    「もう一度。」
    アルが始めに戻り弓を下ろす。

    と同時に、ルイスがメロディを奏で出した。
    「あくまでも、楽譜通りに。」
    アルは、気を取り直して、弓を振るう。
    「始めから。」

    「はい、結構。今日は、ここまで。」
    「有難うございました。」

    *
    コンコンコン、という音で戸口を見た。
    「コンコルド、おはよう。」
    「おはよう。ルイス、もう来てたのか?」
    「朝のレッスン忘れちゃ、怖いからね。」
    「誰が?」
    「察しろよ。」
    ハハハと顔を見合わせ笑う。

    「ギャンティ教授のとこ先に顔出しとけよ。」
    「ああ、行って来る。」
    「じゃあ。」
    「ありがとう。」

    **
    コンコンコン、ノックをして研究室に入る。
    「おはようございます。教授。」
    「早いね、ルイス君。もういいのかい?」
    ギャンティは、じろりとルイスを見た。
    「お蔭様で。悪くならないうちに休養できました。
    急な休暇の申請にも拘らず、許可頂き有難うございました。」
    「それは、良かったね。」

    「御用は、ございませんか?」
    「今の所無い。」
    「でしたら、準備室で控えていますので。」
    「ああ。」

    ルイスが礼儀正しく退出する後姿を、ギャンティは見届けた。

    *
    ルイスは、自分の部屋の前に佇む人影に近づいて行った。
    「教授、おはようございます。御用ですか?」
    「おはよう。君が来てるのかと思ってね。これで、失礼するよ。」
    「今日は、ここに待機する事になりましたので、伺えませんが。」
    「ああ、結構。君のすべき事をするのが一番だ。ではね。」
    スエンセンは、軽く帽子を持ち上げ去っていった。


    ルイスは、自室に戻ると、棚から本を取り出した。

    今日どんな用事が有るかなんて、本当はどうでもいい話だ。
    インターグレに残ったのは、自分の持てるものを伝えるため。
    教えるという事を磨かなければならないのに、
    レッスン出来る生徒は、僅かばかり。
    焦ってもどうにもならないことは有る。
    落ち着いて、今この状況の中で何が出来るか考えよう。

    「まず、深呼吸かな。」

    それから、手に取った指導用の教本をパラパラとめくった。

    **
    ギャンティは、不機嫌であった。

    …アントニオ・ルイス、…
    ギャンティは、心の奥で呟く。
    この前に打った手は、堪えてない…という分けか。
    面白く無いな。

    かつて生徒である時分のルイスは、自慢の生徒で、私は鼻高だった。
    教えを忠実に守り、めきめき腕を上げていった。
    そうしていくうちに、演奏力が自分を超えていった。

    そのまま卒業して、出て行けば良かったものを…

    彼は、神に愛された存在なのだ。
    その事が、とても…
    そう、それだから…

    「私は、教授のような指導者に成りたいのです。」
    目を輝かせてルイスは、私を見た。

    彼は、教職に就くと言ってはならなかった…
    決して、聞きたくなかった。

    早く、里に帰ると良いんだ。
    その為には、手段は選ばない。
    自分の地位を揺るがす可能性は、排除するしか無い。

    稀なる才能を秘めたルイスへの嫉妬の炎がメラメラと燃え上がった。

    --------------
    <ツブや記>
    何か起こって、いろんな事が有っても、
    吹く風の方向なんて、すぐ変わっちゃう。(笑)
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      | 2009.10.09 Friday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |