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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 103
    20:33
    // 親切 shinsetu //

    レッスンは順調であった。
    早起きも習慣化して、楽器を持つ手も様になってきていた。
    曲を奏でる所には程遠いが…

    「シュクール君、良かったよ。」
    「はい、有難うございます。」
    アルは言葉と裏腹に、困ったような顔をして見せた。
    「どうかしたのかい?」
    ルイスは、いぶかしんだ。
    「…いえ、何でもありません。」
    「そう?疑問点などあれば遠慮なく言ってもらって良いよ。
    私の顔に何か付いているのかな?」
    「今日は、これで失礼します。」


    アルは、レッスンルームから出た。
    気掛かりは、消えなかった。

    ルイス先生は、
    ――ただ目を瞑り、心ここに在らず――
    上の空の様だった。
    もしかしたら…今、心が曇っているのかもしれない。
    それを口にしていけないんじゃないか?
    いや、しても良かったかもしれないが…
    僕如きが、聞くことでは無いように思えた。

    **
    「ル……ルイス。……アントニオ!」
    ほんやりしていたルイスは、驚いて声の主を見た。
    「やあ、ロマリオ…!!…コンコルド、どうしてここに?」
    「さっきから呼んでるのに、何で気づかないのさ。」
    ルイスは、下を向いた。
    「また、俺は仲間外れかよ。
    一人で考えても仕方ないだろ、俺に何時でも話せよ。」

    コンコルドの強い口調は、ルイスの心に痛く刺さった。
    こんな事を言わせるなんて…

    「ごめん。…」
    「今日の定例無理そうだな。休むか。
    俺達が休暇とっても誰も困りはしないさ。」
    「スエンセン教授や、シュクール君に申し訳無い。」
    「ばか…。かえって迷惑掛けてしまうだろう。休もう。」

    *
    「ギャンティ教授、失礼します。」
    「えーと…コンコンルド君、何か?」
    「少し前に、ルイスの準備室に言ってみたんですが、
    咳が出てるよう…もしかしたら風邪かもしれませんねぇ…なので、
    教授にご迷惑お掛けしないようにと言い聞かせた所です。
    週明けまで、休暇頂いて宜しいでしょうか?」
    「私は、忙しい身だ。うつされては適わん。
    彼が居ないと困るが…仕方ない…許可しよう。」
    「この休暇届に、サインをお願いします。」
    ギャンティは、コンコルドを鋭い目線で見た。
    コンコルドは、気づかないとでもいう風に
    ギャンティの目の前に書類を差し出した。
    ギャンティは、所定のサイン欄に自著した。
    「これでいいかね。」
    「ありがとうございます。事務局に届出し、帰らせます。」
    コンコルドは、一礼してギャンティの研究室を退出した。

    *
    「ルイス、行くぞ。…ああ、時々咳をしながら歩け、いいな。」
    「えっ、何だって?」
    コンコルドは、休暇届をルイスの眼前に差し出す。
    「無茶をするな、君は。」
    「何とでも言え、手っ取り早く帰れる方法だ。」
    ルイスは、観念してコンコルドに従う。


    「教授、いらっしゃいますか?」
    「入りなさい。」

    ルイスを伴い、開け放たれた戸口を閉め、コンコルドが話した。
    「教授、済みませんが、
    今日はルイスと二人休ませて頂きたいのですが。」
    スエンセンは、優しく微笑む。
    「今日は、どんな用事ですか?」
    「ルイスは、週明けまで休暇です。
    ギャンティ教授には、ここにサインをもらってます。」
    「ああ、成る程。で、君は?」
    「私は……」
    コンコルドは、自身の行動に策をしていない事に気づき慌てた。

    「駄目じゃないか。私からの、出張扱いにするからね。」
    と、スエンセンは、用向きを書き添えサインをし、
    出張届をコンコルドに手渡した。
    「ダンテ教授に内線で伝え給え。」
    そう言って、スエンセンはダンテの内線をし、出張の許可を貰い
    コンコルドに替わった。

    「何か、後ろめたいですが…」
    「構わんよ。心の健康が一番だからね。」
    と、コンコルドにスエンセンはウインクした。

    二人が出て行くのを確かめて、スエンセンは練習室へ声を掛ける。
    「シュクール君、もう出てきて良いよ。」
    「良かったのですか?」
    「ああ、大丈夫だよ。」

    --------------
    <ツブや記>
    「心の健康が一番だからね。」
    …って、身に沁みたりして(笑)
    人生山あり谷あり、と申しますが
    いざとなれば、
    心から信頼できる仲間が居る。
    のが、いいですね。
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      | 2009.10.05 Monday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |