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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 96
    20:13
    // あの日の… ano hino ... //


    聴こえる…
    微かに…

    *
    部屋を出ると、そこは長い回廊。
    回廊の右手には、幾つもの部屋が
    左手には、沢山の窓が続いている。

    窓から見える景色は、
    新緑が眩しい位に輝いて、
    思わず目が開けて居られなくて、
    額に手を翳して仕舞う。

    その時、微かな音が聴こえてきて、
    息を凝らして、耳を澄ます。
    もしかしたら…

    音のする方を辿って行くと、
    はっきりとその音色を聴く事が出来た。

    音のする入り口に立ち止まって、
    中の様子を窺うと、
    そこには、ジョーと家庭教師らしい人が居て、
    ピアノの前のジョーは真剣な目をして、
    楽譜を時々見上げながら、指を左右に動かしていた。

    「ジョセフィーヌ様、前回よりも正確なタッチになっていますよ。」
    「ありがとうございます。」
    ジョーが窓際に立つ先生に向かって礼を言うと、
    先生は微笑んでいた。
    きっと、ジョーはいい顔で返事したのだろう、
    と部屋の入り口近くの廊下の窓に佇んでいるアレクは思った。

    *
    家庭教師が部屋を出て行く、
    目が合って、アレクは一礼した。
    「あら、アレク来ていたの?」
    ジョーはアレクの姿に気づいた。
    「ジョーお姉ちゃん、おはよう。」
    「おはよう。今までレッスンだったんだよ。
    少しだけ待って、おさらいするから。」

    ジョーが席に戻り、
    一番近い椅子にアレクがちょこんと座る。
    そして、
    ジョーは、さっき弾いてた曲と数曲を奏でる。
    アレクは、ジョーの弾くピアノの音色が好きだったから、
    静かに、耳を傾けて、待っていた。

    おさらいが終わったジョーが聞いた。
    「さっきのレッスンも、ずっと聴いていたの?」
    「最後の1曲だけ、聴いた。」
    「そう。アレクも弾く?」
    「うん。」
    アレクは、にっこりと笑った。

    それから、ピアノの前に椅子を2つ並べて、
    窓際にジョーが座り、左隣にアレクが座った。
    「こんなの出来る?」
    ジョーの言葉に、アレクは瞬きする。
    ひとつ音が鳴って、
    「同じ音…と言っても、アレクの前にある音で…真似て見るの。」
    「うん。やってみる。」
    ジョーが1音弾く、
    アレクも何オクターブか違う同じ音を弾く。
    それに慣れた所で、
    ジョーが1フレーズ弾く、
    アレクも何オクターブか違う同じフレーズを弾く。
    そんな繰り返しが、楽しくて仕方ない。

    *

    ずっと、このまま…

    --------------
    <ツブや記>
    小さなアレク坊やと、ジョーお譲ちゃん。
    親戚のジョルジュ家にお泊りに行った日の出来事。

    アレク … アレクセイ・イワノフ
    ジョー … ジョセフィーヌ・ジョルジュ
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      | 2009.09.28 Monday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |