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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 90
    22:36
    // 週末の森 shuumatu no mori //

    待ち合わせ時間が近づいていた。

    アルは、本を広げていた、
    いつもの場所…木陰のベンチで。
    ここが気に入ってる理由の一つは、
    陽射しを適度に遮ってくれ風通しの良い事。
    もう一つは、
    クリスの部屋の窓に一番近い事。

    *
    クリスは、用意を整えていた。

    銀糸の混ざった乳白がかった青色のワンピース。
    サイドに小花をあしらったワンピースより少し濃い目の青い帽子。
    膝下まである黒いロングブーツ。
    小粒のサファイアが付いたイヤリング。
    サラサラと長い髪の裾は、ゆるくカールさせていた。
    ほんのりピンク色の紅をひいた。

    フランは、そっと親友を見守る。
    自分のする事はもう無いので、窓の外に目をやった。
    「お兄様、あんなところに…」
    「どこ?どうしましょう。」
    「クリスティーヌ、慌てなくていいわ。時間はまだあるわ。」

    クリスは、鏡に自分の姿を映して、
    更に、防寒用の帽子と同じ色合いのコートを羽織った。

    「フランソワーズ、おかしくない?」
    「素敵よ。とても良く似合っているわ。」

    *
    アルは、女子寮からの足音を耳にして、顔を上げた。
    クリスが会釈して、歩き出すのを見て、
    本を閉じ、バックを持って、
    立ち上がり、彼女の後から寮門に向かって歩き出した。

    寮門を過ぎた所で肩が並んだ。

    「クリス、おはよう。」
    「おはよう、ニコル。」
    「今日は、歩いても平気?
    インターグレの裏手の森に行ってみようと思ってるんだけど。」
    「多分…」
    「そうだねぇ…今度にする。いつもの店にする?」
    複雑だったクリスの顔が、曇る。
    「じゃ、少し散歩して、いつものとこ行こう。」

    クリスに笑顔が戻った所で、手を繋いで歩き始める。

    *
    ミケール駅から伸びる道は、
    インターグレの奥にある森に続いている。

    アルは、クリスに合わせてゆっくり歩いた。

    「暖かい…」
    「ん?」
    「ニコルの手。」
    「そう?」

    「足元に気をつけて。」

    森に続く道は、途中からデコボコした所が目立つ。
    あまり踏み均されていない地面は、雑草が生い茂っている。

    細い小道を見つけ、樹々の中に分け入る。
    光が小枝の重なりで遮られ、辺りは薄暗い。
    ロックシティを思い起こさせる。

    「石畳は無いけど、まるで…」
    「そうだね。今は葉が無いけど枝振りからして、
    鬱蒼と茂るだろう樹々の感じが似ているかもね。」

    草を分け入る自分達の足音の他に音を感じ始める。
    少し行くと急に視界が広がり、小川のせせらぎだと分かる。

    「少し、休もうか。」
    アルは、手を離し自分の上着を脱いで、
    土手のおうとつが頃合な所に広げた。
    「クリス、どうぞ。」
    クリスが座った横に自分も腰を下ろす。

    川の流れは穏やかで、水音が心地良い。

    アルは、目を閉じて、自然の音を聴いていた。
    頬を撫でる風を感じながら、
    サワサワと葉擦れの音、
    それに混じって時折野鳥の声が微かに聴こえる。

    繋いでる手から、鼓動を感じて…

    「…いいな。」
    アルの声に、クリスは繋いだ手に向けていた視線を上げた。
    「何?」
    「こんな風に君と二人で居るのもいいな、と思って。」
    「そうね。」
    二人は見つめ合う。
    「クリス…」
    「ニコ…」
    お互いの目と目が息のかかる程だんだん近くなり、
    クリスは目を閉じ、その時を待つ。
    唇に温かいものが触れ、互いの唇が重なる。

    クリスのハートはドキドキのまま、アルの胸に体を預ける。
    そして、アルはクリスが壊れないようにそっと優しく抱いた。

    --------------
    <ツブや記>
    お話は便宜上、1章あたり30に区切っています。
    流れが終わる、という感じに話を書けていません。
    その都度、書く練習も兼ねているので、表現不足もあります。
    書く時点ではその書き方でベスト、とさせてくださいませ(笑)

    次回より少しの間、アレク再登場します。
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      | 2009.09.20 Sunday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |