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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 83
    21:20
    // 交流 kouryuu //

    学内は、葉を落としてしまった樹々が立ち並んでいて
    渡り廊下に出ると、吐く息は白く
    風が吹くと、寒さはいっそう強まる。


    理事会を終え、研究室に戻ると、
    スエンセンは、コートを脱ぎハンガーに掛けた。
    「教授、お疲れ様です。」
    「シュクール君、まだ居てくれたのかい。すまないね。」
    「いえ。お客様は無かったです。午後、妹たちが来て、
    いつも通り練習をさせてもらったりしていただけですから。」
    「そうかい。ありがとう。」

    ノックが聴こえた。
    「シュクール君、また来てくれたのかい?」
    とスエンセンが、ハインツに言った。
    「教授、私もお話に混ぜていただいて、よろしいでしょうか?」
    「勿論。どうぞお入りください。」
    スエンセンが指した、席にハインツが着席する。

    スエンセンは、遅いアフターヌーンティーを用意する。
    いつものように、ポットを火に掛けた。

    「アルベルト、インターグレに戻って何か手掛けているのか?」
    「教授の了解を得て、研究を始めました。課題は、『演奏を如何に楽にする事が出来るか』です。教授のチームのルイス助教授とコンコルド助教授からアイディアを頂いたり、楽器を触らせて頂いたりしています。」
    アルの話に、ハインツは頷きながら話す。
    「それでか。アントニオ・ルイスが熱心だったから何だろうと思っていた。それで?」
    「ルイスさんから、ヴァイオリンを教えたいと申し入れが有りました。返事はまだです。」
    「で、お前はどうしたい。」
    「習ってみたいですね。そうそうない機会ですし。」
    「わかった。都合もあるだろうから、先方と話しておきなさい。私からもお願いするとしよう。」

    *
    ドアが、ガラッと開いた。
    「教授、今いいですか?」
    「お客様だけど、君達の先輩だから、大丈夫だ…入りたまえ。」
    コンコルドとルイスが部屋に入る。

    スエンセンは、マグカップを5つ用意した。
    多めにお茶を入れておいて良かったと思った。
    「さあ、どうぞ。」
    いつものように、カップを回す。

    「シュクール君。私の教え子達だ。コンコルド君とルイス君だ。」
    スエンセンの紹介を、ハインツが受け継ぐ。
    「教授。会議で紹介はお聞きしましたので、手短にいきましょう。
    アルベルトの父です。お二方、息子をよろしく頼みます。」
    「コンコルドです。よろしくお願いします。シュクールさんにお会い出来て嬉しいです、お話出来るとは思っていませんでしたので。」
    「ルイスです。彼と研究を進められて、新しい刺激になっています。シュクールさん、よろしくお願いします。」

    「今日は、研究の集まりですか、教授?」
    「予定は無いようでいて、いつでもOKにしているものでね。少し待ってくれるかい?…どうする、君達?」
    スエンセンは、ハインツからメンバーに視線を移した。
    「今日は、下半期の予定が決まったので、週一回の曜日を決定しても良いかと。木曜金曜は、今の講義上は空いているので。」とルイス。
    「私は、火曜と金曜のどちらかなら。」とコンコルド。
    「私は、いつでもいいです。」とアル。
    「では、金曜を定例とするかね。」
    とスエンセンの一言で、定例会は決定した。

    *
    ハインツが堅苦しい言葉はいいから
    と断ったことで、幾分和んだ空気になった。

    「シュクールさん、インターグレでの専攻は?」とコンコルド。
    「経済だよ。」
    「てっきり、音楽専攻かと思っていました。」
    「必須の一般教養と選択の専門分野なんかあって。私の居た頃は、まだパブリックでね。」
    「そういえば、今はプライベートですね。」と、ルイス。
    「今の様に自由な校風になったのも、現理事達の力添えがあったからだろうね。」とスエンセン。
    「自由に選択して学べるのは、魅力的ですものね。」とコンコルド。

    苦笑いしているハインツに、質問は続く。
    「シュクールさん、音楽の選択は?」とコンコルド。
    「一般教養の中の音楽と、後は楽器レッスンだけだよ、教授の。」
    「意外だなぁ。」
    「今程、充実していなかったからね。」
    「そうだね。あの頃は、私もただの音楽教師として雇われたばかりだったからね。初めての個人レッスン相手が彼だった。」とスエンセン。
    「恥ずかしいから、そんな昔話やめましょう。」とハインツ。
    「ピアノの繋がりで今ということになるんでしょうか?」とルイス。
    「そんな所だよ。」とハインツ。


    「で、君達の研究対象は何?」とハインツ。
    「私は、鼓笛です。専攻がフルートなもので。」とコンコルド。
    「それで、レッスンは人気かい?」
    「随分ストレートなお尋ねですね。まだ数人です。新米ですから。」
    「まだ余裕有り…って所だな。実力買われての抜擢なのに惜しいね。
    で、君は?」
    「私は、弦楽です。専攻はヴァイオリンです。」
    「レッスンに空きは?」
    「有りますが…。」
    「そう。…もう時間無いな…君達の連絡は事務を通せば良いのかな?」
    ハインツは、時計を見て、言った。
    コンコルドとルイスは訳が分からないまま、連絡先の交換をする。

    「そろそろお暇します、教授。」
    「シュクール君、またおいで。」
    「君達も、頑張って。」
    「シュクールさん、ありがとうございました。」


    --------------
    <ツブや記>
    個人的なやりとりは、どこまでも
    と言うわけにいかなくて…

    なにわともあれ…美しい音色が好きです(笑)

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      | 2009.09.11 Friday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |