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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 82
    22:12
    // ホッとする相手 hotto suru aite //

    ハインツと別れて、女子寮の階段を上り、
    クリスはドアの向こうに人影を見つけた。

    「フランソワーズ!」
    部屋の戸を開けたクリスにフランが答える。
    「おかえりなさい、クリスティーヌ。」
    「何時戻って来たの?」
    「少し前の列車で戻ったところよ。」

    抱きあい、再会を喜び合う二人。
    「ひと月振りね。」と、フラン。
    「そんなに会ってないなんて思えないわ。」とクリス。
    「ご両親もお変わりない?」
    「ええ、相変りませず。貴女は?」
    「何も変わらないわ。」

    *
    「荷解き手伝いましょうか?」
    トランクを開けながら、話をするフランにクリスが聞いた。
    「ありがとう、お気持ちだけ頂くわ。こんな時間から、部屋を空けるなんて、何か用事だったの?」
    「事務手続きをして来たわ。シュクール様と一緒に。」
    「あら、お父様いらっしゃってるの?」
    「理事会が有るとかで、もう会場に向かわれたわ。」
    「そう。事務局へは、何を?」
    「新たに受ける講座の申請よ。」
    「早速なのね、お父様ったら…ごめんなさいね。」
    「条件だから、仕方ないわ。これから役に立てそうなことは知らないと恥をかいても彼に恥をかかせてもいけないし。」

    本来自分達とは、縁遠い事だと思っていることが
    少女達の身の上に降りかかる。
    将来の人が決まれば尚更、その制約は大きい。
    君主制が緩和されてきつつある時代とはいえ、
    まだまだ、その風習は根強い。

    僅かばかりの自由な時間も、
    あっさりとお家制の下に失われてしまう。

    「そうよね。」
    と、二人は小さく溜息をついた。


    服や雑貨を備え付けのクローゼットにフランが仕舞っていく。
    クリスは、ベッドをソファー代わりに腰掛けていた。

    「それで、お兄様とは?」
    フランは、目をクルクルさせながらクリスを見た。
    「一度、寮の入り口で会ったわ。スエンセン教授の研究室に行くけど、どうかって?で、付いて行ったの。教授にご挨拶して、ね。」
    「そう、良かったわね。何時でも、会えそうなの?」
    「講義が無い時は、研究室に居るからって。」
    「居所が分かっていれば、安心だね。」


    **
    コンコンコン、
    と音がしたのでアルはドアを開けた。
    「教授は今……あれ、どうしたの?」
    「ニコル、こんにちわ。今、いいかしら?」とクリス。
    「こんにちわ、お兄様。」
    「こんにちわ。入って。」
    クリスに続いて、フランが入りドアを閉めた。

    「教授は今いらっしゃらないから、練習室においで。」
    ピアノの横の小さなサイドテーブルに並べていた書類を片付けて、
    アルは、二人に椅子をすすめた。
    「二人揃って、何か…」
    「クリスティーヌから話を聞いて、こちらかなと思って来てみたの。お邪魔だったかしら?」とフラン。
    「まさか。僕の大切な君達が、来てくれて嬉しいよ。」

    「クリスは、何かあったの?」
    アルは、控えめにしてるクリスを見た。
    「今朝、講座の手続きをして来たわ。」
    「そう。ありがとう。」
    その言葉にクリスは微笑み、アルは微笑み返す。


    「……お兄様。」
    「な、何フラン?」
    「私、戻るわ。」
    むくれっ面のフランを見て、アルは現実に引き戻され慌てる。
    「そう言わず。来たばかりじゃない、何かする?」
    「じゃ、あの時の遊びの延長で、連弾とか?」
    「いいよ。曲は何?」
    「クリスティーヌ、あの時の覚えてる?」
    「完全ではないけど、いいかしら?」
    「構わないわよね、アルぅ。」
    「勿論。」

    「クリスティーヌ、凄いわ。タッチが冴えてる。」
    「ありがとう。フランソワーズ、貴女も素敵だった。」
    「フラン、腕を上げたね。」
    「練習ちょっと頑張っちゃった。エメラルダ様の所で楽しかったから。クリスティーヌとなら、気も合うし…ね。」
    フランは、クリスにウインクした。
    「フランがその気になると、僕は適わないよ。」
    フランとクリスはクスクス笑った。

    「そろそろ戻りますわ。」
    名残り惜しそうなクリスに、アルが言った。
    「もうこんな時間だね。また今度。」
    「はい、また来ます。」
    「そうだ。ピアノの練習にもおいでよ。」
    「時間が合えば、お願いします。」
    「うん、待ってるから。」

    --------------
    <ツブや記>
    こころがゆったり…温泉みたいな人かな?(笑)
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      | 2009.09.10 Thursday |   ・// N // | - |

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