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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 80
    10:44
    // 春のような… haru no youna ... //


    ミケールの気候は、比較的穏やかで
    レークノースウッドのような冬の厳しさは無い。
    日の差す時間帯なら、分厚いコートが無くても大丈夫だ。

    雪も降っていないし
    …降りそうにも無い…
    良い天気。


    「ニコル!」
    と呼ぶ声が聴こえて、声のする方を見た。
    彼女の方へ駆け寄る。


    「クリス、戻っていたの。」
    アルの言葉に、クリスは頷いた。
    「何時からここに?」
    「少し前から…」
    クリスの言葉が終わらないうちに、アルは手を取った。
    「冷たい…大分待たせてごめん。」
    と言うのへ、クリスは首を振った。
    「これを羽織ると良い。」
    アルはコートを脱いで、クリスの肩に掛けた。
    「スエンセン教授の所に行くけど、一緒に来る?」
    「お邪魔にならないかしら?」
    「喜んでくださるよ。それに紹介しておきたいし。」


    二人並んで、寮から続く道を行く。
    目の前に見えてはいるが、
    通年の講義が始まっていないので通用門は閉まっている。
    インターグレの正門に回らなければならない。
    クリスの足元に気を配りながら、研究室に向かった。

    *
    コンコンコン、戸口を叩く。
    「おはようございます、教授。」
    「おはよう。シュクール君、いつも通りで構わないのに…何か?」
    とアルの後ろに立っているクリスを見やる。
    「えーーっと、君は…。受け持っていただろうか?」
    「いえ、スエンセン教授…」とクリス。
    「立ち話もなんだから、入って来なさい。」


    「シュクール君、ピアノの調子見ておいてくれるかな。」
    と言って、スエンセンはお茶の支度を始めた。

    「クリスもおいで。」
    アルは、ピアノの前に座り、規則正しく音を確かめ
    並べて椅子を置いた。
    「隣に来て。前弾いたの覚えてる?」
    「スコア書いてくれたの?」
    「うん、それ。練習した?」
    「練習あまりできてないけど、覚えたわ。」
    「じゃ、指鳴らしに弾いてみようか。」

    *
    ティーポットにティーコージを掛け、
    曲が終わるのをスエンセンは待った。

    「お茶はどうだい?」
    「頂きます。」
    スエンセンの言葉に、アルは答えた。

    アルは、クリスを伴ってスエンセンの前に並ぶ。
    「教授、紹介が遅れてすみません。彼女は、クリスティーヌです。この冬、婚約しました。」
    「それは、嬉しい報せだね。おめでとう。」
    とスエンセンは、アルに言って、クリスに向き直った。
    「クリスティーヌ・リッチモンドです。スエンセン教授、お目にかかれて光栄です。どうぞよろしくお願い致します。」
    クリスは、スエンセンに礼を取った。
    スエンセンは、丁寧な礼をして、言った。
    「ジュリアーノ・スエンセンです。クリスティーヌ嬢、お会い出来て光栄です。シュクール家の方々には大変お世話になっております。今後ともよろしくお願い致します。」

    丁重な挨拶にドッキリ顔の二人を横目に、、
    咳払いをし、スエンセンは微笑んだ。
    「堅苦しくなってしまいましたね。力を抜いてください。改めて、シュクール君、リッチモンド君、ご婚約おめでとう。いつまでも仲良くね。…お茶が冷めてしまいそうだよ。そこにお掛けなさい。」
    そして、いつもの調子で、マグカップが並び、
    お皿に盛った自家製のお菓子をすすめた。


    *
    アルは、ピアノに向かっていた。
    クリスとスエンセンは、テーブルに着いたまま話をしている。

    「何か心配事でもお有りかな?」
    「いえ…」
    クリスは、目を伏せた。
    「彼の事かい?…寮での待ち合わせは難しいだろうね。……ここに来るといいよ。空き時間は、今のようにしているから。私の講義の時間と研究室の研究時間以外なら、何時でも歓迎しますよ。」
    アルの音を聴きながら、スエンセンはクリスに言った。
    「スエンセン教授、お申し入れ、有難うございます。」

    クリスは頬を染め、アルの後姿を見ていた。

    「シュクール君、気が散るなら、その位にして置きなさい。」
    「教授…有難うございます。」
    アルは立って、教授に一礼をした。

    --------------
    <ツブや記>
    春のような日差しの中で。

    教授の研究室は、春のような…場所です。
    教授の穏やかな暖かさが、魅力です(笑)
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      | 2009.09.08 Tuesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |