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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 69
    22:34
    // 時を刻み明日へ toki wo kizami asu he //

    コンコンコン……応えが無い。
    ガチャ、部屋の鍵は掛かってない。
    そっと、中の様子を伺う。

    「お兄様、いらっしゃらないの?」
    フランの声に、クリスはビクッとした。

    フランは、部屋の奥に進んだ。
    ソファには、クリスが掛けて居て、何かが横たわっている。
    目を凝らしてみると、兄の姿!!
    「クリスティーヌ、どういうこと?」

    クリスは、有りのままを話す。
    「……お兄様からってこと?」
    とフランは、困った顔をした。

    「不味いわ、とっても。」とフラン。
    「どうして?」とクリス。
    「当家では、婚前の女性が男性の部屋に長居することを嫌うわ。」
    「でも……落ち着いたばかりだし。動けない。」
    と、アルの顔を見ながら、クリスは言った。

    *
    「ぁ、あれ? どうしたの?」
    クリスとフランに顔を覗き込まれている事に目を覚ましたアルは気付き、枕を確かめるように手を伸ばして、ハッとし、
    「ご、ごめん。」と飛び起きる。

    「いっ、痛いよ。」アルはフランに耳を強くつかまれた。
    「駄目でしょう。クリスティーヌに迷惑が掛かるのよ。」
    シュクールの理を思い出して、アルはシュンとした。


    「嘘を付かすことになって、すまない。」
    と、アルは二人に詫びた。

    何事も無かった…ように振舞うしかない。
    それが、三人の出した答え。


    **
    ノックの音がした。
    「アルベルト、話が…」ドアを開けたハインツの手が止まる。
    「何してる?」
    「今、呼びに来たところです。お父様。」とフラン。
    「二人でか? モテモテだな、アルベルト。そこに掛けなさい。」
    ソファの上のブランケットを慌てて畳み、一同が座る。

    「まず、アルベルト。体調管理怠たるな。何処でも寝る習慣は感心しないぞ。寝るならベッドだ。」
    「はい。父様。」
    「それから、フランソワーズ。呼ぶだけなら、部屋の外に居ろ。入れた、アルベルトも悪い。歓談するなら、リビングがあるだろう。クリスティーヌ君、これは最低限の嗜み。誰に言われても婚前の男女が個室に留まるのは良くない。覚えて置くように。」
    はい。と一同が沈んだ表情になった。

    「と、まあ。家の為に断っておくとしよう。君達は、先に降りてなさい。」

    二人が出て行った後で、ハインツが言った。
    「アル、思ったより良い方向じゃないか。クリスティーヌ君と婚約と言うことに成れば、目を瞑ってもいいぞ。」
    無言の息子の背を軽く叩く。
    「準備は出来ている。行くぞ。」

    *
    皆がテーブルに着いたのを確かめて、ハインツは一同の顔を眺めた。
    女王陛下への誓いを宣言。
    シュクール家の、奉仕と貢献を詠い、安泰を願う。
    古き習慣、食前に捧げる祈り。

    聴き慣れた習慣と違っていると、クリスは思った。
    ハインツの横で、ジョーは微笑む。
    言葉が切れるのを待って、料理が運ばれた。

    「ジョー、今日はどの辺りまで行ったんだ?」とハインツ。
    「いつものブティックを回ったわ。新しく出来たティールームでおしゃべりしたり、楽しかったわ。あなたのお陰ね。」とジョー。
    ジョーを優しく見つめるハインツ。
    「あなたは、どうしてらしたの?」
    「朝は、仕事を片付けて、リッチモンド邸にお邪魔したよ。その後、アルと港を見て回った。」
    「ドライブなんて、珍しいですわね。今度は私も連れって行ってくださいね。」
    「勿論だとも。」

    仲良い二人の会話に、三人は安堵した。

    *
    「来週の予定、入ってたっけ?」とハインツ。
    「お忘れになっては、困りますわ。呼ばれていますのに。」とジョー。
    「ああ、そうだったね。たまには、皆で行ってみたいものだ。」
    「そうですわね。…数日の旅行になるわね。」
    「クリスティーヌ君も行かないか。ご両親の許可は私に任せてくれ。」

    急に話をふられ「えっ?」と言葉を発してしまったクリス。

    「来週は、家族旅行だ。君も来ると良い。」とハインツ。
    「そんな…ご家族のお邪魔する訳には…」とクリス。
    「君も家族のリストに入れてるよ。どうだい?」

    クリスは、ハインツ夫妻の押しに負けた。

    「どちらへ。」とクリス。
    「私の親友の所へよ。きっと喜んでくれるわ。」
    とジョーは満面の笑顔、それを見てハインツが微笑む。
    フランは、道連れが出来たことを喜んだ。

    アルは、何処へ行くか想像が付く、
    気が進まないとは言えず、黙っていた。

    --------------
    <ツブや記>
    反対のコメントが無かったので、
    ちまちまといってしまいます(笑)
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      | 2009.07.21 Tuesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |