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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 67
    22:20
    // 回り道 mawari miti //

    コツコツ コツ、ステップを降りる。

    他所の家に泊まる事は久しい。
    ロックシティのアレクの家以来か。
    随分、遠くに行ってたものだなぁ。
    クリスも居ないのに、
    彼女の家に厄介になっているというのもおかしな話。
    想いも螺旋を描く。


    「アルベルト様、リビングにお越しください。」
    と階下で待ち構えていたハウスメイドが告げた。


    「父様、いらっしゃったのですか。」とアル。
    「帰るぞ。」とハインツ。
    「はい、直ぐ支度してきます。」

    大急ぎであてがわれた部屋に引き返し、荷物を纏める。
    父の気が変わらないうちに、戻らなければ…


    「お世話になりました。いろいろお教え頂き有難うございました。」
    「君の決めた事に早く繋がるよう祈っているよ。元気で。」
    トマスは、軽くアルを抱き、背中をポンと叩いき、
    「君次第だから。」と耳元で言った。

    「有難うございました。めいわ…」
    「いえ、どう致しまして。またこちらにも顔を出してくださいね。」
    とセレナと言葉を交わす。

    「お嬢さんは、お送りする。後程連絡を入れる。」
    とトマスに告げ、ハインツは専用車に乗り込んだ。

    **
    早い時間のうちにお暇したこともあって
    「港周りで帰るか。」と父は提案した。

    父の運転する車は、送られて来た道とは違う道に出る。
    リッチモンド邸を海側に進むと、
    パラソルを差した露店が点在し、
    ハーバーとレストハウス、クルーザーが見える。

    港の沖にはタンカーが停泊し、
    中心に近づくにつれ商船がより多くなる。
    人通りの多い所を避けながら、港らしい道を走る。
    通り慣れない景色を眺めながら、辿り着く。


    *
    高かった陽も傾きだした。
    建物の一部に陽の色が射す。

    お茶を飲みながら、読書していた。


    ガチャ、とリビングのドアが開く。
    「おかえりなさい。」
    アルの顔を見て、三人は驚いた。

    「ゆっくりだったんだね。目当ての物は見つけられた?」
    「ただいま、お兄様。」とフラン。
    「クリス、今夜も泊まっていく?僕連絡しなくちゃならないから。」
    モジモジするクリス。
    「泊まって。ねっ。」とフラン。
    うん、と頷くクリス。

    「私達もお茶をいただきましょうか。」
    ハウスメイドに伝えた後、ジョーは席を外した。

    *
    庭が良く見える窓際に腰掛け直す。
    アルは、女の子二人に挟まれる形になり、目のやり場に困る。

    「やっと、お兄様と居るって実感湧いてきましたわ。」
    「フランの顔を見てると、ホッとする。」
    「緊張感の無い顔だっていうの?アル。」と膨れっ面のフラン。
    「そうじゃない。家族と一緒が一番だと思って。」
    「クリスティーヌもそうなのかな?」
    「そうだよ。僕達が嬉しいからといって独占しちゃいけないんだ。リッチモンド夫妻も寂しそうにしていたよ。僕が変わりに居ても、何の役にも立たない。そういうものなんだ。」

    「そうだよね。ごめんなさい。」とフラン。
    「いいの。フランソワーズもニコルも家族も大切だから。」とクリス。

    「アル、気になってたんだけど。」目をクルクルさせながらフランが。
    「何?」とアル。
    「どうして、クリスティーヌにだけニコルと呼ばせてるの?」
    「ほんと、私だけ。」とクリスも不思議そうに見る。
    アルは、観念して応えた。
    「自己紹介の時、ニコルだったからだよ。ロックシティでは、ニコル・シュクールを名乗っていた。ファーストネーム隠してたから。」
    事情の分かるフランは、いけない質問をしてしまったと気付く。
    「どうして?」とクリス。
    「答えたくない。…ごめん。今は、答えられない。察して欲しい。」
    アルは、何ともいえない複雑な顔をした。
    「少し、部屋に戻るよ。失礼。」

    --------------
    <ツブや記>
    『ロックシティ』の出来事は、1章にて。

    ほんとの事が言えるといいな。

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      | 2009.07.16 Thursday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |