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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 66
    21:35
    // 揺れる想い yureru omoi //

    「クリスティーヌ、この部屋を使ってね。」
    とフランが部屋ドアを開けた。
    「フランソワーズ、一緒に居てくれない?」
    クリスは不安そうで、放っておけない感じがした。
    「いいわよ。着替えてくるから待ててね。」


    来なければ、良かった。
    こんな気持ちになるなんて…

    コンコンコン、私よとフランが戻ってきた。
    と、サイドボードを開けて、ソフトドリングを用意する。
    ソファに隣同士に座る。
    「クリスティーヌ…大丈夫?」
    「いろいろ有りすぎて…整理が付かないの。ニコルの言葉が嬉しくて、でも自信が無くて。好きなのに。どう思っているのと聞かれれば、これからどうしていいか、まだ考えられなくて。……どうしても、今すぐに答えを出さなくてはならないの?」
    わぁーんとクリスは泣き出してしまった。
    フランは、ハンカチを渡し、クリスをそっと包んだ。


    私の大好きなお兄様は、私の大好きな彼女が好きで。
    彼女も好きだと言って…なのに辛そうで。
    こんな顔をしていて欲しくない。
    クリスティーヌは、クリスティーヌのまま
    友達で居てくれるだけでいいのに。
    困ったわ…


    「ありがとう、フランソワーズ。」
    「落ち着いた?」
    「泣いたら、すっきりしちゃった。」

    「ベットは広いから、一緒に寝ちゃわない?」とクリス。
    「それもいいわね。」とフラン。

    「私、同じベッド使うの、ママ以外初めて。」
    「そう。私は、いつもアルと一緒だった。まだ赤ちゃんだったし。」
    「そうなんだ? 寝る前にね、絵本のお話、よくおねだりしたわ。」
    「いいな。私は、時々だけだったよ、読んでもらうの。
    でも、ピアノはたくさん弾いてもらった。」
    「そう。小さい頃から、ピアノ聴いていたんだね。」
    「それでね……」

    話をしながら、何時の間にか、眠りに落ちていった。

    *
    「あなた、休んだようですわ。」
    「すまないね、君。」
    部屋の様子を静かに見守って、帰ったジョーにハインツが言った。
    「私は、もうしばらく起きているよ。先に休んでくれ。
    明日の朝は、君達だけで、頼むよ。」
    ハインツは、手にしていたグラスを揺らして傾けた。

    **
    「おはよう。」と言ったクリスの目は、赤かった。
    「おはよう。これどうぞ。」とフランは、点眼薬を手渡す。
    「昨日はありがとう。何だか、恥ずかしい。」
    「気にしなくていいよ。何でも話せる仲になって嬉しいから。」
    「うん。私も。」といつもの笑顔でクリスは答えた。


    「おはようございます。」とクリス。
    「おはようございます、お母様。お父様は?」
    と先にテーブルに着いていたジョーにフランが言った。
    「出掛けたわ。今日は、君達で楽しんでって。」


    「昨日のお話ですけど、私…」とクリスが口を開く。
    「返事は、焦らなくてもいいわ。アルベルトが言ったんでしょう?
    ハインツが決め付けてしまって、ごめんなさいね。お嫌でなければ、私は貴女に来て頂きたいですけれど、それは、親の勝手ですもの。貴女の意思を尊重するわ。貴女の自由を奪って申し訳ないですけれど、もう少し付き合って欲しいの。いいかしら?」とジョー。
    「はい。」
    「男性って不便な生き物よ。一度言ったら取り消せなかったり。家族を引っ張っていかなきゃならないし。だから、女性は、それを支えるのかしら。そんな事は、何処にでも有ることで、特別じゃないわ。だから時々、私達は女性同士楽しむ時間も必要なのかもしれないわね。彼らの我侭を許す分、気分転換しなくちゃなりますまい。」
    三人は、目に輝きを取り戻した。

    *
    書斎の窓から、外洋船が入り江に停泊しているのが見える。

    昨日を省みて、ビジネスの方が楽に対応できるのにと、
    未だ女心は雲をつかむようだと、まだ理解力が足らないと。

    ハインツは、風に乗って聴こえる話し声笑い声に、安堵する。

    今日の予定を確かめる。
    珍しく真っ白だ。元々子供達の休暇の帰省を楽しむ為に空けていた。

    「さて、彼女達が出掛けたら、行動するか。」とひとりごちた。


    「トマス、昨日は済まなかった。……返事は、どうであれ。…君のお嬢さんを私達は気に入ってるんでね。……アルベルトは、君の手に負えない様であれば、迎えに行くが。………わかった、そちらに出向こう。」

    謝るような事は、滅多に無い、私が…

    *
    「こんにちわ、奥様。息子がすっかりお世話になって。」
    とハインツは、出迎えたセレナに言った。。
    「いえ、とんでもありませんわ。」

    「今日、奥様はどちらへ?」
    「三人で街に出掛けたみたいです。ショッピングとかでしょうかね。」
    「羨ましいこと。」
    「私には理解できないんですが、それはそんなに良いものですか?」
    「いろんな物を見るのは、後々役に立つんですのよ。女性は着飾らなくてはならない時が多いでしょう。準備も大変ですわ。」
    「確かに。自分の妻が輝いてる姿はいいものです。」

    待つ間、構わないで良いと言ったのだが、
    たまには、こういう話も悪くない。


    *
    階段をトマスは下りてきた。
    「ハインツ、待たせて済まない。」
    「いや、こちらこそ。面倒な事を、ありがとう。息子は?」
    「部屋に居る。レポートを纏めるということだ。真面目だな。」
    「ああ、そうだな。」

    「当初の約束の一つは、果たせた。まだ、何か有るのか?」
    「ああ。電話でも話したが、私達はこの縁談に乗り気でね。幾つかこなして欲しい事柄が有る。」
    「昨日言っていた、シュクール家の教育方針とか?」
    「それは勿論。やっておいて欲しいことも有るからね。それに、息子の為にそれなりの知識も欲しい。」
    「娘をやりたくなくなってきた。自由にさせてきたから…」
    「今更じゃないか。君の方がよっぽど乗り気だったぞ。」
    トマスの気持ちは萎んだ。

    「この冬の休みでは準備が足らないから、夏にする。インターグレで学べる事は、支援する。講義を指定するから、休み明けから始めてくれるといい。」

    結局、ハインツは自分の言いたい事を言う。

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    <ツブや記>
    は…ハインツに反省の二文字は、似合わない(笑)
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      | 2009.07.15 Wednesday |   ・// N // | - |

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