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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 63
    22:07
    // 親交を深める晩餐 sinkou wo fukameru bansan //

    「お待ちしてました。どうぞ中へ。」
    「いっらっしゃいませ。」
    歓迎を受けて、上着を預け、広間に入る。

    長テーブルは、白いクロスで覆われ
    季節の花を活けた小さなセンターピースが2つ、
    ランチョンマットに絵皿とグラスとテーブルセットが7つ。

    「ようこそお出でくださいました。」とトマス。
    「お招き感謝します。」とハインツ。
    「先日は、有難うございました。」
    「いえ何も出来ませんで。本日は、お世話になります。」

    挨拶を交わし、席に着く。
    奥から、父、母、僕と妹。
    向かい側に、リッチモンド夫妻とクリス。

    グラスに飲み物が注がれる。
    食前のお祈りを捧げ、再会の喜びをトマスが語り、
    胸の前でグラスを持ち上げ、一口飲む。
    個人的な習慣を共有することは、親しき仲の証し。
    「どうぞ、自分の家だと思って寛いでくださいね。」とセレナが言う。

    *
    魚介の前菜は、中位の皿に3点盛り。
    新鮮で口当たりが良い、と会話が弾む。
    温められたパンは、
    外側がカリッとしていて中が柔らかく、バターが良く馴染む。
    スープは、
    刻んだパセリを散らしたパンプキンとカリフラワーのポタージュ。

    「クリスティーヌ、お休みの間は何かしてて?」とフラン。
    「取り立てて、変わったことは無いわ。家にばかりいると退屈なの。」
    「私もよ。サウスシュテディに居るうちに何処か出掛けないこと?」
    「賛成。お父様、フランソワーズと出掛けても良いでしょう?」
    「時間が合うなら、行ってきなさい。…ハインツいいかい?」
    「構わないよ。天気の良い日にするといい。」
    決まりね、と娘達が笑顔になる。

    魚の蒸し焼きには、クリームソースが添えられる。

    「アルベルト君。インターグレでは、どのような事を?」とトマス。
    「経済を中心に、多くの事を学んでいます。」とアル。
    「ほぉ、意外と欲張りなんだね。それで将来は、ピアノかい?」
    「いえ、父の会社を継ごうかと考えています。
    音楽の方は、出来る余裕が有ればしたいです。」
    「そうか、なら私でも手助けできるかもしれないな。」
    「お力をお借りしてもよろしいのですか?」
    「勿論だとも。」
    ハインツは、グラス片手に静観していた。

    メインディシュは、ミディアムに焼かれたステーキ。
    数種の色合いが楽しめる野菜サラダ。

    「セレナ、私達もご一緒しませんこと。」とジョー。
    「そうね、たまには女性だけというのもいいですわね。」とセレナ。
    「旅行とか、如何かしら?」
    「よろしいですわね。」
    妻達の会話に苦笑いしながら、料理を口に運ぶ夫達。

    配膳の者が、食後の飲み物を確認して下がった。

    「クリス、あのピアノ借りてもいい?」と、アルは部屋の隅を指す。
    「いいわよ。」と、クリス。
    ポロ ポロン、とアップライトのピアノの音が鳴る。
    横に佇むクリスに、アルの視線が注がれる。
    「君に。」
    静かな甘い旋律が、優しく辺りを包みだした。

    チョイスしたデザートが盛り付けられる。
    各人好みの飲み物がテーブルに並べられた。

    「時に、ハインツ。あの話、引き受けてもいいぞ。」とトマス。
    「それは、有り難い。即決行でいいか。」と、ハインツ。
    各々に会話しているので、もう誰もこの話を聞いていなかった。

    *
    「アルベルト、代わって貰えるかな。」
    「はい、父様。」
    「お招きのお礼に、ワルツを1曲。…君達も踊りなさい。」
    君達もと言われ、クリスは真っ赤になる。
    アルは、クリスに手を差し出した。
    「クリス、お手をどうぞ。」

    ハインツは、華のあるナンバーを織り成す。
    ふたりは、見守られながらステップを踏む。
    トマスもセレナの手を取る。

    ジョーは、息子達を見守りながら、ハインツの音に聴き入る。
    優しい眼差しで…

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      | 2009.07.12 Sunday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |