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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 61
    21:06
    // 冬支度 fuyu jitaku //

    風は ヒュンと吹き
    木の枝に残された葉をさらう
    葉は クルクルと回転しながら
    池の水面に落ちる
    水面は 波紋を広げ
    葉っぱの船は ゆっくりと流れ出す


    インターグレ・ミケールの広大な敷地の
    大半の樹々は葉を落とし、建物の姿があらわになる。

    *
    「シュクール君、事務局から連絡だよ。」と、
    ヤン教授から、封書を渡される。
    教授から直接渡される書類には、再提出課題も含まれる。
    注意が必要だ、と思いながら開封する。

    『 アルベルト・シュクール様
      講義終了後、事務室までお越しください。
        インターグレ・ミケール事務局 フィーリンガード 』

    用件は分からないが、急いで書かれた物であるようだった。
    ただでさえ、経済関係の講義は気が置けないというのに
    一体、どういうことだろう?




    「以上、『見通す』ということをテーマに話しました。
    本日の課題は――
    『今後10年の見通し』について纏めてください。
    締め切りは、次回。」
    重要な事は、ボードに書かない派のヤン教授は、
    言うだけ言って、教室を出てしまった。
    次回と聞いて教室はざわめく。
    確か…と、予定を繰る。冬季休み明けか、時間は十分ある。
    課題タイトルと提出日を記して、教室を後にする。

    *
    コンコンコン。
    「シュクールです。入ります。」
    事務局のドアを開ける。
    「こちらへ、どうぞ。」
    カウンターの中に居た事務員が、事務室内の応接を示す。

    「冬期休暇の届け出は、お済みですか。」
    「まだです。」
    「来週末までに、提出していただけますか。」
    「はい。」
    「それと…こちらの手紙を預かっています。どうぞ。」
    「ありがとうございます。」


    ライティングのペーパーナイフで封を切る。

    「アルベルトへ
     もうすぐ冬期休暇だね。
     ジョーも私も、君達の帰りが待ち遠しい。
     身体を壊しては、何も成らん。
     居残らず、戻ってきなさい。
                 父より」


    出来るだけ速くという想いは、空回りしだした。
    身近な人たちに迷惑を掛けてしまってる、僕。
    ―― お見通しってことだね、父様。
    出来そうなこと探したかった
    という気持ちを棚上げるほか無い。

    *
    ポロポロポロロン。
    気持ちが重い。

    求める答えは、直ぐ出せないというのに
    求められる答えは、早急に出さなければならない。
    僕の勝手のための、当然の義務なのだから
    仕方の無いこと…だとしても…

    貴方は、この場所で
    どのようにして答えを出されたのですか?
    僕よりも、ハードルが高かったですか?
    その問いは、まだ発することが出来ない。
    しばらく、胸に締っておきます、父様。


    「シュクール君、美味しくないかい?」
    傾けていたティーカップをテーブルに置いて
    スエンセン教授が問う。
    「いえ、すみません考え事をしていたものですから。」
    「君にしては、珍しい事だね。
    そうだ。いつから休暇に入る予定かな?」


    「父様へ
     用件だけで失礼します。
     冬期休暇までの講義と
     スエンセン教授の用事が済み次第、戻ります。
                  アルベルトより」


    --------------
    <ツブや記>
    季節は、巡る。
    名目上の―― 3章突入です(笑)
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      | 2009.07.10 Friday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |