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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 60
    21:58
    // 朱に染めて syu ni somete //

    天高く 空の色さえ違って見える
    気分転換に丁度良いと 決めていた
    木陰のベンチで過ごすには 肌寒い

    ヒラヒラと黄色味を帯びた葉が
    本の上に 舞い落ちる

    本当は どうでもいい本
    時々顔を上げて 見る
    あの窓から 君の顔が見えやしないかと

    クシュン。
    何か折るもの持ってきた方がいいのかしれない。
    もうちょっとだけ、ここに居たいから…

    *
    「お兄様、こんにちわ。」
    「フラン。」
    顔を上げると、いつものクルクル。
    「今日は、お暇ですの?」
    「休講で、時間が空いてね。」
    クシュン。
    「具合い良くないのじゃなくて、顔色悪いわよ。」
    「そうかな?…もう少しここに居たいんだ。」
    心配げなフラン。
    「待っていて、羽織れるもの持ってくるから。」


    「お兄様?」

    「シュクール君。…」

    「ニコル。……ニコ…」

    誰かに呼ばれていたような?
    クッションを枕にしているような柔らかさ。
    暖かくて、気持ちいい。
    外に出ていたはずも無い、僕は横になってる。
    きっと…取りとめも無い…夢かもしれない。

    うう〜ん。
    目を開けると、こんなに近くに君の顔?
    まだ、夢を見ているのかなぁ?
    夢の中なら、OKだよね?
    チュッ♪

    *
    「ニコ…ル?」君の目は見開かれ、頬が赤く染まる。
    君!?
    「気分は、如何かしら?」
    「どうしてここに?」ボーっとした頭のまま、口にする。
    「運ばれたのよ。覚えてる?」
    「何で?」
    「ベンチに居るには、寒かったから。」
    やっと自分の状況がつかめる。
    ということは、僕は紛れも無く、君の膝枕…


    「シュクール君。気分はどうかね?」と保健室のポー校医が尋ねる。
    「すっきりしてます。」と僕。
    「寝不足は、いけないよ。きちんと睡眠とらなきゃ。」
    「はい。」
    「驚いたよ、君。ベンチに倒れていたから。運ぶの大変だったし、
    ベットの用意が出来るまでとソファに掛けさせておいたのに、
    いつの間にか、彼女にくっ付いて離れないし。
    できれば、そういうことは、他所でお願いしたいがね。」
    ハハハと、医師は笑った。

    *
    「長い時間ごめんね。クリス、足痛くない?」
    「全然。起きないから、心配だったわ。」
    「ごめん。側に居てくれてありがとう。」
    うん、と頷くクリス。
    「どうして、ベンチに居たの?」
    「そ、それは…そのぉ…君の顔が…見たかったから。」
    恥ずかしいので、段々小声になる。

    「なかなか会えないものね。」

    「ニコルのスケジュール教えてくれない。」
    「じゃ、クリスのも教えてくれる?」
    こんな簡単な事、何で今まで思いつかなかったんだろう。
    それから、会う約束も忘れないように…

    *
    「コホン。君達、もういいかい?」
    衝立越しに、ポー校医が声を掛けてきた。
    二人は手を止めた。
    「すみません、ポー先生。直ぐに出ますから。」
    「そうしてくれると助かる。
    時間外になると、いろいろ五月蝿いルールがあるから。」
    手帳を鞄に詰めて、身仕舞いを整える。
    「先生、お世話になりました。」
    「有難うございました、ポー先生。」
    「病気じゃなくて良かったね、リッチモンド君。
    それから、体調自己管理、頼んだよ。シュクール君。」
    「はい。有難うございます。」
    失礼しますと言って、保健室を後にした。

    *
    サクッサクッ。
    校内をゆっくり歩き出す。

    「ニコル。私思うのだけれど、詰め込み過ぎじゃない?
    このスケジュールだと、ハード過ぎるわ。」
    「…そうかなぁ?…そうだよね。君に迷惑掛けて、駄目だね僕は。」
    「迷惑なんて思わないわ。貴方の傍に居られることが嬉しいから。」

    ニコルはクリスを見つめる。
    クリスの顔が紅潮して、愛らしい。

    「僕もだよ。君が居てくれると気持ちが暖かくなる。」


    夕日が西の空に隠れようとしていた。
    傾いた太陽は眩しいくらいに輝いて、
    辺りをだんだん朱色に染め上げる。
    ポッカリ浮かんだ雲は、風に吹かれ流れていく。
    空に朱を散らすように…

    --------------
    <ツブや記>
    素敵な夢を見たら…
    夢が夢で終わらなければいいね(笑)
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      | 2009.07.09 Thursday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |