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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 56
    22:13
    // 傾いたままの天秤 katamuita mama no tenbin //

    一人より二人、二人より三人。

    音をただ出すというのでは無く
    技術というのでも無く
    三種類の音が重なり合って、ハートは一つになり、
    美しい旋律を醸し出す

    三人の目が合う。
    息がピッタリ合った演奏は、
    聴く者には心地よく、
    奏者達の気分は一層高まる。
    一礼し舞台の袖に引っ込む。
    まだ鳴り止まない観客の拍手。

    ! その喜び その感動 !

    彼らは、心を決めた。
    アンコールに答え、用意していた音を場内に響かせた。

    「自分で言うのも何だけど、最高だったよ僕達。」
    3曲目も終わって、ミラは興奮していた。
    「音が冴えて張りがあった。完璧だった。」
    アルの控えめな言葉にカールが続ける。
    「そう、もっと自分を褒めてやらなくちゃな。アルベルト」
    三人の目が合い、ハハハと笑う。

    ! 本当に最高の気分だ !


    *
    うふふっ、とミラが思い出し笑う。

    学内コンサートも上手くいった。
    練習からこっちカールの機嫌も良くて。
    みんな良い顔していた。
    勿論、自分も頑張った。

     これを最高と言わなくてなんとする?
     めちゃイケテタ♪
     めちゃハッピー♪

     うふ♪


    ポカッ。
    「イタッ、何するの?」
    「気持ち悪いって。じゃ、おやすみ。」
    と言うなり、カールは寝入ってしまった。
    横のベッドから、疲れたなぁ…
    と、ミラも寝息になった。

    **
    やあ…
    また声を掛けそびれてしまった。
    会話しながら歩くカールとミラの後姿を見送る。
    関わる時間が全く無いから仕方ないか。

    突然、サマンサに声を掛けられる。
    「あら、アルベルト。こないだの演奏素晴らしかったわ。」
    「ありがとう。君達もね。」
    と、シンシアの方も見る。
    「あの、今日の講義はいらっしゃいますの?」
    「今日は、呼ばれてなくて。また機会が有ればよろしくね。」

    **
    「カール、待てよ。」
    興味なさげにミラに振り返る。
    「何?」
    「何って、わかってるだろ。」
    カールにミラの非難の目が注がれる。
    「…やっぱ、あいつのこと?」
    「そうだよ。こないだまで仲良かったのに。」
    「期間限定、学祭の為。以上。」
    カールは、話を切って捨てた。

    *
    そもそも……事の発端は、アルだった。

    同室の住人になり、声掛け合って、
    共に学び、共に過ごし…。
    何でも話せるくらいの仲になった。

    ある日。
    「アル、聞いたんだけどさ〜」
    「何?カール。」
    「クラスの皆に聞いてビックリしたんだけど、
    女王様に気に入られてるんだって。凄いね。」
    カールはアルのことを誇らしく思った。
    「まあ…そんなこともあったけ。」
    と拍子抜けた返事が返ってきた。
    「えっ?どういうこと。」
    アルは、言葉に詰まる。自分が逃げてきたものの事を話せない。
    答えが無い事に耐えられなくなった、カール。
    「言いたく無いなら、もういい!」


    それから、二人はギクシャクしだした。
    必要最低限の会話、冷たい部屋の空気。
    隣人の様子がおかしいと感じ始めていた。
    これではいけない、と分かっていた。
    何か力になれる事はないだろうか。
    遠くの席から、アルを心配していた。
    ほんとは、これではいけない…けど。


    荷物を纏める彼が、目に映る。
    ジッと見ているカールにアルが気づく。
    「あの、家に帰るんだ。」
    「バカンスには早いんじゃない?」
    「そうだよね。」
    「帰って来るんだろ?」
    「うん……。今までありがとう。元気でね。」
    と、アルは去ってしまった。

    新しいシーズンになっても彼は帰ってこなかった。
    後で分かったのは、休学届けをアルが出したって事。

    彼と話せないのが、こんなに辛いとは思わなかった。
    本当の事も打ち明けられなくて。
    寂しかったのは、僕だったのかもしれない。

    何年も帰らない彼。
    隣を見ると別の顔。
    もう帰ってこないのだと、自分に言い聞かせる、何度も。

    --------------
    <ツブや記>
    お話は、N52の後。アルの流れに戻ります。
    元々の流れを変えたので、
    現在進行形でカチャカチャ書いてます(笑)


    「『いつも誰かが君の事思ってる』本当だよ。」

    出来るだけ素直でいたけど、歪んでるからごめん(笑)
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      | 2009.07.04 Saturday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |