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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 47
    22:19
    // 反発 hanpatu //

    僕は、大学部に席を置いた。

    学校の門扉には、
    プライベートスクール インターグレ・ミケールと刻まれている。
    国内唯一の総合学院で、
    単科目取得制を導入しており、大別して小学部と大学部を持つ。
    希望科目を習得すれば、修了証や習得証明を発行し、卒業とする。
    再入学もシーズン毎に出来る仕組みを持つ。
    私設という特性上、学院援助者に対して優遇優先の措置も有る。
    が、単位の取得には影響しないという強い姿勢を執っている。

    *
    講堂は、ろうたけたスエンセン教授の講義の受講者が集まってくる。
    皆良い席を取ろうと、教壇に近いところを占拠する。
    僕は、なるだけ目立たないように、入り口側奥に座る。
    でもそれは無駄だったと、直ぐ分かった。
    至る所で、ヒソヒソ声と視線が集中する。
    気にしてはいけないんだ、と自分に言い聞かせる。
    その時、
    「アルベルトさん…だったけ?」
    と悪意剥き出しでやってきた。
    「君は、カール?」
    「気安く呼ばないで欲しいな。お前、邪魔。」
    と、カットナル・トバイが言葉を吐いた。
    新入時分は、一番仲良かったのに、
    教授たちにチヤホヤされることが許せないと
    それ以来、口を利いたことは無い。
    「僕の何処が邪魔だと。」
    と毅然とした態度で言い放つと、
    黙り込んでそそくさと席に戻ってしまった。

    「話は、終わったようですか。」
    スエンセン教授が、教壇に立つ。
    「始める前に、申し訳ないが、
    トバイくん、シュクールくん、後で残りなさい。」
    室内がざわめく、
    パンパンバンと、手を打って生徒達を黙らせる。
    「では、始めましょうか。」

    *
    講義終了、と同時に質問の有る者が教授を取り巻く。
    一人一人丁寧に答え、
    室内に残る他の生徒も出て行くように指示した。

    「おや、君達は…。」
    と、教授が二人の顔を見合わせる。
    「教授済みませんが、次の講義が有るんで…」
    と、カールが言い終わらないうちに言った。
    「授業妨害は、困る。この後の講義は補講を受けなさい。」
    いつもの穏やかさは、何処にも見当たらない。
    「まず、講堂内の点検をなさい。二人で分担して。」


    「協力ありがとう。特別に課題を出すとしよう。
    『同一楽器で、1パート2パート分かれるのは、何故か。』
    明日朝一番に、私の部屋に持ってきなさい。」
    午後3時を過ぎている今、次の講義などに出ていたら
    レポートに使える時間に余裕が無くなる、
    と踏んで、学内の図書室に向かう。

    演奏に関する本を数冊借り、寮に戻った。
    「おかえり。どうしたの、それ?」
    マイケルに、経緯を説明して、レポートに取り掛かった。

    *
    今朝は、晴天で、心地いい風が吹いていた。
    なのに、教授の部屋の窓は、まだ開け放たれていない。
    しばらく、その窓が見える外のベンチで待つことにした。

    コツコツと、渡り廊下にゆったりとした靴音が響く。
    ダークグレーの薄手のコート、山高帽、スッテキ姿の
    スエンセン教授が、準備室の鍵を開け入って行くのが見える。
    窓が開くまで待とうと、思っていたら、
    カールが走って来て、部屋に入っていった。

    「アルベルト、遅いんじゃない。」
    と見下したように、課題提出を終えたカールは言った。
    「おはよう、カットナル。
    僕に構わなくてもいいよ。嫌いなんだろ。」
    「わかってない…」
    プイと去る姿を静かに見送る。

    「おはようございます、教授。」
    「シュクール君、おはよう。」
    レポートを提出して、帰ろうとして呼び止められる。
    「ちょっと話しましょうか。」

    「音楽は、やる気が無いのかい。」
    「いえ、そういう訳では…」
    「事務員が驚いていたよ、全科目受講希望の生徒が居ると。
    君のことだったんだね。そんなに知識を集めてどうする?」
    「将来役立つ事も有るかと。自家の仕事の事もあるので。」
    「そうか。でも私は、君の腕を埋もれさせたくない。
    何とか、折り合いはつかないか。レッスンなら私が受けよう。」
    「有難いお言葉感謝します、教授。」

    --------------
    <ツブや記>
    対立する二人。
    何処か譲れない思いがあって、素直な気持ちになれない。
    10代の男の子ですから、複雑です(汗;

    *
    子供の頃から、ぼんやりだった私は、
    ピアニストとして意識して初めて聴いたのは、
    リチャード・クレーダーマンさんだった。
    『思い出を売る店』というタイトルの映画でも
    彼の演奏は、生きていた。
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      | 2009.06.25 Thursday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |