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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 38
    22:33
    // 真髄 shinzui //

    そろそろ休まないと
    …あと2日。
    広いデスクの上には、資料と
    メモした紙の山と、それらを纏めたノート。

    ハミルトン先生から、
    父の仕事に関して必要になるだろう事を聞いたり、
    外国語の指導を受けたり…

    本当にどれくらいすれば、
    最低限に到達できるかもわからない。
    そんな中で、もがいてる自分が居る、と気づく。
    これでいいのだろうか…

    *
    コンコンコン。
    ノックに応えが無い。
    部屋の主は、まだベットの中。
    枕元で、息子の難しそうな寝顔を見ていた。
    昨夜も遅くまで、頑張っていたんだろう。


    「アルベルト…」
    体が少し動いたようだと、続ける。
    「お寝坊さん…」
    彼は、微かな声に、ハッと身体を起こした。
    相手を確かめると、目を見開いた。
    「…父様。」
    「おはよう。」
    と何も無かったように、笑顔な父。

    「お早かったんですね。」
    「もう出来てるんじゃないかと思って。
    お土産もある。食事が終わったら、書斎においで。」

    *
    コンコンコン。
    「アルベルト様が、お見えです。」
    と執事に通される。

    父の書斎の扉を開ける。
    入ると、幅の広いデスクが有り
    両サイドに作り付けの書架には、表装のしっかりした本が並び、
    調度品は少なく、小さめの額縁が幾つか散らばっている。
    モスグリーンの絨毯が、その重厚な雰囲気を和らげていた。

    デスクの背には、窓があって、父は外を見ていた。
    「庭を見ているのですか?」
    「…そうだな。その椅子にお掛け。」
    そう言って、デスクに着く。
    「何か、持っているのか。」
    「纏めたノートです。」
    「そうか。ここに置いておけ。」
    はい、と静かにデスクに置く。

    「では、問う。」
    「はい。」
    「方向性は、つかめたか。」
    「はい。」
    「この数日で得た答えは、有るか。」
    アルベルトは、答えに窮する、
    求められている答えがわからない。

    「わかった。では、もう一つ。
    このノートは、どうなっている?」
    「レポート形式です。」
    不味い料理を食べた後のような顔をされ、彼は神妙になる。
    「私は、経営者だ。末端の者達の作文を読む時間はあまり無い。
    他にやるべきことが沢山あるからだ。ここまでは、わかるか。」
    「はい。」
    「どのような形式が望ましい?」
    「要点が分かりやすく、簡潔な方が良い。」
    「そうだ。やり方を知っているか?」
    「知りません。」
    「そうか…私が協力しよう。今日1日で完成させよう。」

    *
    報告書と計画書というものの説明を聞く。
    父の指示は、次のようになった。
    報告書には、ロックシティでの年月表と出来事と心情メモ。
    計画書には、ミケールその他の必要な学問、
    その後の仕事について、
    それぞれ年表や目安もしくは達成することを記載する。
    まず1人でやって、わからなければ聞くをルールに取り掛かる。

    計画書から取り掛かる。
    具体的に書き出していくと、
    書き足らないことがありそうで、少し不安になりながら、
    ざっと、下書きをする。
    書き方はこれでいいか、チェックを受け、修正、を繰り返す。

    「ここを分かりやすく書き直せ。今日はこれまで。
    後は、自分でしろ。それから、ノートは、分けろ。
    明日、またここに来い。」

    *
    「出来たか。」
    と、ドアを開けるなり聞かれ、まずノートを手渡す。
    彼は、すぐさま計画書に目を通す。
    「まずまず、だな。」

    次は、もう一冊の方かと、想いを巡らしていると、
    「得られた答えは、有ったか?」
    彼は、昨日と同じ問いを繰り返した。
    「それは、計画書にも報告書にも関係ないことですか?」
    質問に質問をぶつけるという愚を犯した。
    「関係ないことも無いが、内容は無縁と言っておくかな。」
    が、彼は冷静だった。

    しばらく瞠目したあと、口火を切る。
    「この1週間、私は…自分の力のなさを感じました。
    知らない事が沢山有り、1人では何も出来ない。
    いつも誰かの助けが必要でした。
    母様、フラン、ハミルトン先生、ホフマン、
    直接話さない家の者…そして、父様。」
    彼は、立ち上がり
    「そうだ、それでいい。合格だ。」
    と言って、僕を抱きしめた。

    --------------
    <ツブや記>
    『1人では何も出来ない。
    いつも誰かの助けが必要でした。』
    人が居ると発生する理として、
    家長として、経営者として、
    どぉ〜うしても父ちゃんは
    自ら学んで欲しかったそうです。
    親馬鹿だなぁ(笑)

    詳しく書いていませんが。
    「報告書は、君の思い出だから
    仕舞っておくといい。」
    と紳士に振舞った父ちゃんですが
    ほんとは知りたかったかもね?
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      | 2009.06.16 Tuesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |