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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 27
    21:57
    // 小さな約束 tiisana yakusoku //

    いくつ仮面を持っているんだい
    今の君は、本当に君なのか

    昨日の私は、嘘つきで
    今日の私は、怖がりで
    いつかの私は、夢を見る
    今の私は…

    *
    週末のフォレストは、
    ジュニアと呼ばれるピアニストに変わってからも盛況だ。
    しかし、マスターでも叔父でもあるアレクは、
    このままでは彼のために良くないのではないかと思っていた。

    「ニコ、いいか?」
    食事のセットが済んで、ニコルが席に着いた。
    「何ですか?」
    アレクは、カレの目を見て切り出した。
    「そろそろ、こっちへ来て5年か。」
    「はい。」
    普段と違い真面目な話になりそうだ。
    「学校は、どうだ?」
    「先生は、親切で。友達も出来て、楽しいよ。」
    「そうか。」
    「アルバイトは、どうだ?」
    「朝早起きすると、空気が澄んでて時々珍しい野鳥も見れる。
    オーナーとタブロイド待っててくれてる人と話すのも好きだ。
    フォレストに行くの、最初は怖かったけど、
    お客さん温かいから、段々……何て言うんだろ……
    音を共有する楽しみや奏でる喜びが沸いてきて…
    独りじゃないって、思えてくる。」
    「そうか。」
    穏やかなニコルの顔を見てると、5年前のことは嘘のようだ。


    「学校も休んでないし、アルバイトも良くやってくれてる。
    が、俺はこのままじゃいけないと思うぞ。」
    ニコルの顔が曇る。
    「家に帰らないのか? 
    フラン、ジョー、ハインツ…お前の家族が待っている。
    ポツンと開いたお前の席を見るのは、寂しいだろうな。」
    しばらくの沈黙の後、
    ニコルが「はい。」と言った。
    ニコルの頭をクシャクシャとアレクが撫でる。
    「今返事をしなくてもいいが、考えておけよ。」

    *
    彼女は、待っていた
    海の見える丘の上で。

    約束の時間… 明日のお昼過ぎ
    になんて何時だかさっぱりわからない。
    サンドイッチをぎっしり詰めたバスケット
    を開けるかどうか、迷っていた。
    お昼前から、マットを広げて
    パラソルを差して座っているが
    辺りに他の人も見えず、たまにピーチク聴こえるくらいだ。

    ザッザッ
    と草を蹴るような音がして振り返る。
    「ごめん、待たせちゃったね。」
    息を切らしながら彼は言った。
    セットしたであろう髪は乱れ、
    心なしかネクタイも曲がっている。
    その姿が何だか可笑しくって、彼女はクスクス笑った。

    「改めて、初めまして。
    僕の名前は、ニコル・シュクール。ニコルって呼んで。」
    「初めまして、ニコル。
    私は、クリス。クリスティーヌ・リッチモンド。」
    「よろしく、クリス。」

    --------------
    <ツブや記>
    N26を前後してのお話です。
    『彼女と小さな約束』は、待ち合わせでした。
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      | 2009.06.03 Wednesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |