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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 17
    14:43
    // 薄明かりに照らされて usuakari ni terasarete //

    真実を心の奥底に沈めて
    秘密のベールを纏い、鏡に映す。
    その度、どこかで何かが音を立てる。

    私は、誰?
    半分は、嘘?

    私は、ここ。
    会いに来て、待っているから…

    **
    ホールの片隅には、ジュニアの指定席がある。
    そのテーブルには、
    舞台の方を眺めるように、椅子が2つ並んでいる。
    左に彼が居て、その横には不特定の誰かが。

    「ねぇ、ジュニア。」
    「何だい?」
    「私のこと、覚えてくれた?」
    彼の視線を浴び、
    着飾った彼女はドキドキしながら待つ。
    しばらく何も言わなかったが、返す。
    「いいや。」

    本当は、彼女が何度ご来店だとか
    顔だって…覚えてる。
    でも、
    心の箍は、まだ外せない。

    そうやって、いつも距離を置いてしまう。

    *
    そんなことを目撃していても、
    彼女らは諦めない。
    「クールなとこが好き。」
    「シャイなだけ。」
    「顔はいいけど、性格悪い。」
    「優しい時もある。」
    とか、いろいろ褒めたり貶したりするが
    演奏を聴いてファンになる確率の方が高い。

    「なぁ、ここって、いつの間にか客増えてねぇか?」
    とアレクに向かって、馴染みの客が。
    「おかげさまで…ね。」
    アレクの言葉が一瞬ナイフのように鋭かったような?
    と、笑顔で終わった彼の姿で、聞き間違いかもと思う。
    それから、何気なく話題が変わった。

    *
    ジュニアの指定席に、客が居た。
    「ねぇ、君ひとりなの?」
    と声を掛ける。
    「ええ、まぁ。」
    「隣いい?」
    「どうぞ。」

    彼は、テーブルにキープしたソフトドリンクを開け
    グラスに注ぐ。
    そして、彼女の前には何も無いことに気づく。
    「オーダーは、何にする?」
    ストレートを緩く束ねた髪に
    淡いピンクのドレスの彼女の言葉を待つ。
    「メモリーメモリー…だめかしら?」
    彼は、求めた言葉と違う返事に戸惑う。
    「あなたの演奏素敵だったわ。
    私のお友達が、いい曲よと薦めてくれたの。
    でも、聴いたこと無くて…」
    彼は、聞き間違いじゃなかったのだと知る。
    「リクエストありがとう、お嬢さん。」


    --------------
    <ツブや記>
    昔、『モーツァルト考』という文庫を読んだ事がある。
    その中で、面白かった事のひとつに
    オケメンの演奏楽器による、その性格がある。
    コラム形式だったけど。

    「ピアノ奏者は、神経質な人が多い」
    それが、何の符号か知らないけど
    この回は、めちゃ当て嵌まる。
    こわいくらいに、凄いぞ!(笑)
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      | 2009.05.12 Tuesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |