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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 09
    21:48
    // 黒い服の男  kuroi fuku no otoko //

    黄昏の空も鈍い青色に飲み込まれていく。
    さっきまでしていた人声も建物に消え
    辺りは薄いベールを帯びたように夜露に濡れる。

    ザッザッ
    枯れ草を踏み鳴らした音に、振りに返る。
    誰も居ない…
    と辺りを見回して、男は店の勝手口に回る。

    *
    漆黒のピアノの前に
    黒い服に身を包んだ彼の姿があった。
    初めにいつも
    寂しいような懐かしいような静かな曲を聴かせる。

    彼が来てからこの店の雰囲気は、
    穏やかな明るさと
    湿とりとした静けさで包まれるようになった。

    *
    無口な男
    それが彼のもうひとつの印象だった
    それまでは…

    声を発したところをどの客も知らなかった。
    リクエストを直接伝えても
    OK!
    とサインを送るばかりだったから。
    耳の状態はいいが、話すことが不自由なのだ
    と感じていたのだ。

    いつからだろう
    こうして、話すようになったのは…

    *
    「今夜も頼むよ。」
    「OK、マスター。」
    と着替え中のピアニストは言葉を交わす。

    *
    ホールの照明が落ち
    スポットライトがピアノに注がれ
    彼が登場すると
    「待ってたよ。」
    「またあの曲、聴かせてくれよ。」
    などと、客の声が口々に上がる。

    一礼して、定位置に着き、
    挨拶代わりのナンバーを奏で
    新たなリクエストも待ちながら
    あの曲も弾いてみせた。

    「リクエストはございませんか?」
    彼の澄んだ声が静まり返ったホールに響く。
    客体の反応を見て
    一礼して、席を外した
    そろそろ歓談したいところだろうからと。

    ホールの隅のテーブルに落ち着いて
    ソフトドリンクを片手に
    馴染み客の話に時々耳を傾けながら
    場の雰囲気を楽しみ
    リクエストが程好く溜まっては定位置へと
    今度は、話の邪魔にならない程度の音量で弾く。
    1日のプレー時間の終了は決まっている
    次がラストだなと客達も思うから
    また、音色をホールいっぱいに響かせる。

    *
    店の表の看板が店内に戻されると
    最後まで残っていた客が帰っていく。
    店員も
    夜の帳が下りた頃、帰路につく。

    --------------
    <ツブや記>
    名前はぁ?
    ということですが、
    今の段階では考えられませんでした(汗;
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      | 2009.04.20 Monday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |