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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 02
    00:17
    // 夜露の色 yotuyo no iro //

    ポロロン、と静かな音が響く…

    男たちは居合わせた仲間たちと杯を傾けて酒を飲み交わし、
    女たちはドレスをスイングさせながら会話をはずませる。
    それが相場の古びたレストラン。
    密かに佇む1台のピアノが、場違いなメロディーを奏で始め、
    辺りは一瞬にして静けさを纏う。
    1曲終わると、場内は先程よりもなお賑やかになった。

    「今日は、遅いじゃないか。」
    「待ってたよ。」
    「アレ、聴かせてくれよ。」
    などと、客の声が口々に上がる。



    黒い服を着たピアニストは、後姿のまま。
    挨拶をするでもなく、リクエストに応えながら、
    また新たなメロディーを紡ぐ。
    場違いなメロディーこそが、挨拶だったかのように…

    **
    アレクの本業は、ピアニストだというが。
    僕は、1度もそれを聴いたことが無い。
    家には、ピアノが無いからだ。

    アレクの勤めている店の入り口は狭いが、
    店内はかなり奥行きがあって、テーブルや椅子が無ければ、
    ダンスも出来そうな広さだ。
    というのを知ったのは、少し後になるのだけれど…。

    「今日も、留守頼むよ。先に寝てていいからな。」
    と言って、夜の仕事へ出掛けていった。

    **
    「アレク、例の頼むよ。」
    と常連の小太りの男が言った。
    「いいのかい?耳がおかしくなっても…」
    などと言いつつ、ホールのスポットライトも当たらない
    隅っこの楽器の前にアレクは移動する。

    「いつもので良ければ。」
    と、言の葉が切れて、ポロロン、と音が響く。
    その刹那、穏やかで静かな旋律が奏でられていく…。
    聴く者は、無口にただグラスを傾ける、
    彼の音の向こうに何かを見たのか、表情が少し緩んだ。
    「ありがとう、アレク。」
    その言葉に、ただウインクで返す。
    今夜もまた、嫌な夢を見そうだよ、と心の中で呟きながら…


    --------------
    <ツブや記>
    アレクさんって、こんな方だったの?(つか誰?
    というのも、彼に関しては(しいなの物語掲載の後日談を除い
    て)全く初めての描写です;
    もともと10行くらいの文の集合体だった「N」
    がどこまで進んでくれるかな(他人事かい?
    つーわけで、今回過去分の2つ目のエピソード
    の触りの内容に相成りました。
    もうちょっと'01'と'02'を展開してみよう
    と思ってます。どうなりますことやら(笑)

    追記>>
     2009.12.03 修正しました。
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      | 2009.03.13 Friday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |