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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2019.08.02 Friday | - | - |

    「w*k創作」 特別編014 フラレちゃったの…かな?
    01:23
     場所:2-A教室

     ホームルームが終わり、司は琴李を呼び止めた。

    司 「住吉さん、これから…」 
    琴李「先生、すみません。今日は、お手伝いできません。
       早く帰るように言われていますので。」
    司 「そうですか。では、さようなら。また来週。」

     普段通り居残ってくれると思って、
     司は、用事を作っていた。
     用向きを伝えようとしていた、が思い直す。
     
    琴李「はい。さようなら。」

     教壇に積み上げた今日回収したばかりのノートの山
     と、クラスに持ち込んだ物品。
     一人で持つには、不格好になりそうだ。

     そこへ――
     帰り支度をすっかり済ませている薫が、近づいてきた。

    薫 「先生、手伝いましょうか?」
    司 「藤間さん、お願いできますか。」


      *
     場所:準備室

     作業テーブルの上に、荷物は置かれ、
     一瞬もの言いたげな薫の目線を感じ、
     すぐさま声を掛ける。

    司 「コーヒーは、いかがですか?」
    薫 「今日は、これで失礼します。」

     メガネを触る仕草をしながら、
     薫は、喉まで出かかった言葉を仕舞い込んだ。
     そんな素振りに、司はもう気づかない振りをした。

    司 「そうですか。運んでくださって、ありがとうございます。
       助かりましたよ。」
    薫 「さようなら。」
    司 「さようなら。」

     薫は、ドアをきっちり閉めて帰って行った。

    司 「今日は、クラス委員の二人共にフラレちゃいましたね。」

     苦笑交じりに、そう呟いた。

    司 (困りましたね……)

     心積もりしていた事をひとつも達成できず、
     司は悶々とした。
     窓の外には、下校する生徒たちの姿が見えた。


      *
     場所:電車の中

     琴李は、時間を見るために携帯を取り出し、電源を入れた。
     画面が明るくなって、司の顔が写し出された。
     帰りの電車では、必ず1度はその待ち受けを見る。

     着信があるはずないと、頭では解っていても、
     やめられない習慣になってきていた。

    琴李「あ。え、うそ?」

     思わず声が漏れる。
     ちょうどその時、
      "メール着信しました"の文字が浮かび上がった。

     学校の仕事がある時間に
     交流する事を避けていたのは、司のほうだ。

     何かあったのだろうか?
     そう思いながら、メールを開いた。


      *
     その翌日――

     場所:車中

     司は、待ち合わせの場所に、車を止めた。
     そして、琴李を乗せて、すぐに発進した。

     窓の外の景色は、少しずつ変わっていく。

     見慣れた場所を通って、
     車は、そこが一本道であるかのように進む。
     だんだん街中を離れていく。
     時折見えていた人影も、見当たらなくなってくる。

    司 「気分でも悪いのですか?」

     "おはよう""乗って"から先、
     琴李は、顔色も冴えず、黙ったままだった。

     無言であるがゆえに、
     自分が気に留めていない何かで
     彼女に嫌な気持ちをさせてしまったのか、と気に懸る。

     彼女が口を開くまで待つ時間も、
     この限られた空間に似つかわしくない。
     司は、その沈黙に耐え切れず、助手席に声を掛ける。

    琴李「昨日歩き過ぎて、ちょっと足が痛くて。」
    司 「遠出ですか?」

     普段なら、その日の出来事の断片くらいは知る事が出来た。
     昨夜は、今日会う約束をしたから、夜の習慣を控えていた。

     もし何かあれば、どちらかから発信できるから
     と司は、できるだけ静かに今日を待っていた。

    琴李「そうじゃなくて。デパートに行きました。」
    司 「買い物ですか?」
    琴李「春物の洋服を見たり、食品階も隈なく見ちゃったんです。」
    司 「それじゃ、足が棒になるね。」

     琴李は、はいと返事する代わりに、彼の顔を見る。
     司は、信号待ちにかかったので、瞬間彼女と視線を合わせる。

    司 「今日は、あまり歩かないでおこうか?」
    琴李「どうするんですか?」
    司 「このままドライブを楽しめばいいと思わない?」
    琴李「先生となら、私はどこでも構いませんよ。」

    司 「それじゃ、ホテルにでも行く?」
    琴李「え?」

    司 「食事にね。どう?」

     もちろん昼食の誘いだった。
     常識的な範囲の誘い。
     琴李は、ドキッとした胸を、すぐに撫で下ろした。

     数日前、
     異性とホテルの意味をどうとったらいいのか?
     そんな事を、少なからずの好奇心を抱きながら、
     女友達と話していたから、
     一瞬、どう反応したらいいのか判らなかったからだ。

    司 「何でもいい?嫌いなものは無かった?」


       *
     場所:展望台

     高原を行き着くところまで上ると、
     両サイドを埋め尽くしていた木々が途切れ、視界が広がった。

    司 「もうそろそろですよ。」
    琴李「あと500m?」

     道の上に道路標識が見え、目的地の方向と距離が分かり、
     ほどなく駐車スペースに車は滑り込む。

    琴李「もしかして、アレかな?」
    司 「もしかしないでも、そうですよ。」
     
     先に車を降りた琴李が、望遠鏡のついた踏み台の上に立って、
     そこからの風景を見ている。
     ドアロックを確かめた司が、少し遅れて彼女の隣に来る。

    司 「何が見えますか?」
    琴李「先生、あれは何だろう?」

     琴李の指差す方を、司は追う。 
     眼下には、人の手で植林されたであろう森林地帯
     と小さな湖か池が幾つか見える。

    司 「あの白い建物は、先程食事をした所ですよ。」
    琴李「じゃあ私達は、あの先から来たんですか?」
    司 「正解です。――と言いたいところですか、不正解です。
       正確には、私たちが見ている後方になります。」
    琴李「そうなんですか?きゃっ!?」

     突風に煽られ、彼のほうに倒れそうになった
     琴李を、咄嗟に司は支えた。

     彼の両腕が自分の体に回わされ、
     突然抱きしめられる形になって、
     ドクドクと鼓動が早くなる。

    司 「大丈夫ですか!?」

     彼は、琴李の顔を覗き込んだ。

    琴李「はい。」
    司 「そう。何ともないのなら良かった。」

     彼は笑みを浮かべて、彼女の頭を撫でた。
     彼女の熱い視線に気付いた彼は、
     先程よりは柔らかに彼女を包み込んだ。

    琴李「先生。もう少しだけ、こうして居てもいい?」
    司 「もう少しだけですよ。お姫様。」

     彼女は、彼の胸に寄り添う。
     仄かに頬を染めた彼女を、彼は見つめる。

     耳元に届く彼の声が、耳を擽る。
     彼女も手を彼の後ろに回した。
     
       *
    司 「そろそろ行きましょうか。」

     本当は、景色を眺めたら
     すぐに引き上げるつもりでいた。

     日頃、彼女と触れ合えるタイミングもそんなにない。
     彼女の気持ちを大切にもしたい。

     これでいいのだろうか?
     でも、今という時を大事に育みたい。

     自分の気持ちに折り合いが付けられないうちに、
     彼女の身体が震えだして、彼はようやく動き出した。

    司 「寒い思いをさせて、ごめんね。すぐに暖房、入れるから。」

     そう言って、彼女の手を引いて、助手席に押し込んだ。
     運転席でエンジンを掛けて、トランクを開閉して、
     反対側のドアから、彼は入り込む。

    司 「冷え切ってしまったみたいだから、コレを着て。
       車と身体が温まったら、帰ろう。」

     彼女は、見覚えのある革ジャンに袖を通した。

     彼は、彼女の手で体温を確かめ、
     その掌に、ポケットから出した小さな包みを乗せた。

    琴李「これは?」
    司 「1日早いホワイトディ。先月の君と同じ。」
    琴李「先生、ありがとう♪私、うれしい。開けてもいいですか?」

     
    --------------
    登場人物>>
     新村司 … 国語科教師3年目
     住吉琴李 … 高校2年
     藤間薫  … 高校2年
      注) 登場人物名は、基本設定とは異なります。

    ----------------------
    >>つぶやき
     去年のホワイトディは、月曜でした。
     (今までの設定に合わせています。
     
     特別編013を受けた形です。
     休日だからこそ出来る事ってあるハズ(笑)

     
      言葉足らずな部分は、脳内補てんしてくださいませ<(_ _)> 
    ----------------------------------------------------------
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      | 2012.03.12 Monday |     [w*k2次創作]特別編 | comments(2) |

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        | 2019.08.02 Friday | - | - |
        Comment
        何だか先生がとっても積極的!一体急にどうしたの??と思っていたら、「特別編」だったwww

        この続きはもちろんあるんですよね?
        琴李ちゃんがもらったプレゼントが何なのか知りたい!www
        From.紫 2012/03/12 8:57 PM
        紫さん、まいど〜おおきに♪

        特別編はスイートでなくては、なりませんから(笑)
        書いてませんわ、(・・;)
        その代り無駄に長かった(電車以前は省略可(笑)

        ごめんね〜(*_ _)人
        今回は、脳内補填を強く意識して表に出さない形にしてたのよ。
        みんな貰いたいものとかあるんじゃないかって思って。(笑)
         私的には、アクセサリー系にしたい気持ち、
          ――スワロフスキーとかのクリスタルは、
          その形だけでは、判らない価値があるから、
          小さくてもそんな物が欲しいな〜なんて思う。―― 
         だけど、指輪ではありません、とだけお伝えします。
        From.193(琴) 2012/03/14 1:05 PM