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w*k
ウェブカレ二次創作ガイドライン により、画像引用 並びに、現在創作中です - * - *TFC
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「w*k創作2」 081 t2 本当の事が言えなくて 23:07
>080の続き
『14日、伺いますね。』 電話を切って、カレンダーを見、現状を考える。 2月14日・・・、 手帳には既に予定を書き込んでいた。 近年の事を考え、 彼女をがっかりさせない様にと。 でも、 * // すみません。14日は、出張があります。 // // 他の日に、お願いしても良いですか? // 外せない用事が入っていた。 //Re: 週末ですか? // //Re: ウイークデーで、13日か19日ではどうでしょう? // //Re: 13日にします。 // 1日早いけど、たまには 先手を打てるように、しないとかもなあ。 彼女の喜びそうな事は―――― 続きを読む >> 「w*k」 先生へ。 00:00
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to: 先生 お誕生日おめでとうございます。 今すぐ、会いたいけど、 今は、まだ旅行中です。 お土産のリクエストは、ありますか? *------------------------------------* なんて、あなたらしいメールなのでしょう。 お土産はいいですから、 *------------------------------------* Re: ○○さん 有難うございます。 楽しんで来てくださいね。 *------------------------------------* 無事に帰ってきてくださいね。 ---------------------------------------------------------- >>つぶやき 先生のBDのカノジョさん設定は、前回までリアルに進行していた。 けど、今回は、琴李ちゃんのお話はお休みします。 私自身も、出掛けているので、 おめでとうを言うだけで失礼しちゃいます。(ごめん 「w*k創作2」080 k2 書きかけのメール 00:01
>078の続き
// 会いたいです。 // と打って、 カバーを閉じた。 アルバイトをして お小遣い稼ぎするには、うってつけの2月からの長い休み だけど、週半分は家に居る。 「春休み、私の勤務日の何日かは、家事手伝ってくれるでしょう ――助かるわ。琴李、いつもありがとうね。」 なんて言われちゃったら、 家事を放っておいて、出る事は出来ない。 とは言っても、私の出来る事は限られる。 している事は、高校時分と変わりがない。 * 思いつく事をしているうちに、12時を過ぎていた。 続きを読む >> 「w*k創作2」 079 t1 携帯 00:01
3年生を送り出して、一息つく頃。
ふと彼女の事を考える。 講義が始まって、キャンパスでの様々な出会い、 彼女も新しい生活に段々馴染んでいって、 手にしている携帯は、そのうち不必要になるかもしれない。 先生しか―― なんて、そんな若い想いは、―― いつしか忘れてしまわれるだろう。 それが寂しくないとは、言い切れないけど、 ある程度覚悟は、している。 続きを読む >> 「w*k創作2」078 k1 会いたいな 00:01
2月、後期のテストも終わり、春休みに入った。
高校を卒業して、大学に通い出した。 違う駅だから、先生となかなか会えない。 学校に行けば、授業が無くても、 校内のどこかに先生の顔を見掛ける。 準備室に通ったり、先生のお手伝いをしたり。 悩んだり、悲しんだり、嬉しいとか喜んだり、 いろんな感情が潜んでいたけど、 今思えば、それは、穏やかな日々―― 現状と比べると格段違う日常――だった。 先生の授業で出てきた作家の文学には、 ゆったりとした時の流れがあって、 現代と違う生活様式に少しギャップを感じていた。 けれど、それは――・・・ 続きを読む >> 「w*k創作」 077 夏の日差し7--約束-- 00:02
「約束……違ったかな?」
先生がポツリと言った言葉を思い返していた。 よくよく考えたら、先生から言い出したことばかりなのよね。 良い点とるようにとか、 用事もなく準備室に来るなとか、早く下校しろとか、 学校の外で会ったことは、口外しないとか。 先生の都合に合わせているのは、私のほうで…… 成人していない子供だから、 適当にかわされているのかもしれない。 「今は、あなたの先生でいさせてください。」 あの時は、あれが最高の返事だと思えたし、 あれ以上に良い返事がもらえる日まで諦めないぞって、 心に決めた。 先生は、時々いじわるだけど、 私の前では余程の事が無い限り優しいもの。 続きを読む >> 「w*k創作」 076 夏の日差し6--電話-- 00:01
朝食をすませ、のんびりとしていると、
ツルーツルー ツルーツルー、と電話が鳴りだす。 「はい、住吉です。」 『おはようございます、新村です。琴李さんは…』 「私です。先生、おはようございます。」 『ああ、君でしたか。あと15分くらいで着きますから、 駐車スペースで待っていてください。』 「はい、よろしくお願いします。」 受話器を置いて、もう一度持ち物のチェックをする。 健康保険証と、病院代と、身だしなみに必要な物と。 それから―― ** 1週間前――怪我をした日のこと。 「私が送迎します。」 続きを読む >> 「w*k創作」 075 夏の日差し5--診察室-- 00:01
和久井クリニックという建物の駐車場に車は停まった。
先生が、携帯を取り出した。 「もしもし、新村です。今着きましたので…… はい、そうさせて頂きます。」 先生が、車のドアロックを解除した。 「琴李ちゃん、歩ける?」 「はい。」 先生が車を降りると同時に、 クリニックのドアが開いて、女の人の声が聞こえた。 「新村さん、中でお待ちください。」 「ご休憩中すみません。よろしくお願いします。」 「お気になさらずに、どうぞ。」 続きを読む >> 「w*k創作」 074 夏の日差し4--足-- 00:02
化粧室から戻ると、
先生は脱いでいた上着に手を通した。 「そろそろ、出ようか。……琴李ちゃん、 足少し引き摺ってるみたいだけど、どうかしたの?」 「何でもないです。」 「そう?ならいいけど…」 「行きましょう。」 歩き疲れただけ、だから大丈夫。 先生に、あまり心配掛けたくない。 個室を出て、長い廊下は螺旋階段に繋がっている。 階段の手すりを掴んでゆっくりと降りて行く。 「ほら、手を貸してごらん。」 続きを読む >> 「w*k創作」 073 夏の日差し3--彼女?-- 00:02
「お客様、お部屋のご用意が出来ました。どうぞ。」
スタッフは、先生と私の顔を見ながら丁寧に言った。 そして、先生は私に小さく耳打ちした。 「琴李ちゃん、君もおいで。 彼、君のこと俺の連れだと思ってるから。 君も、ひとりじゃつまらないでしょう?」 * 料理をオーダーして、スタッフが出て行ったあと はぁと息を吐いた。 話してる先生でなく、彼はずっと私を見ていたから。 クスクスと先生が笑う。 「どうしたの?緊張した?」 「きっと勘違いしてますよ、あの人。」 「勝手に思い込んでいるんだろうね。 悪い人じゃないんだけど。ごめんね。」 続きを読む >> |