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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪

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    | 2019.08.02 Friday | - | - |

    // N // 292
    00:39
    292// 引き継ぎ hikitugi //

    「お先に。」
    「お疲れさまでした。」

    定時を過ぎると、局員が一人、また一人と
    仕事の区切りのついた者から帰って行く。

    「今夜は私が引き受けようか?フィーリンガード。」
    「局長。お任せしてもよろしいかしら?」
    「戸締りだけなら。」

    フィーリンガードの終わりの無い仕事を引き受けていたら
    身が持たないと、事務局長は先に断りを入れ、
    教授たちの会議に立ち会っていたジュリアスに向いた。

    「申し訳ありません。」
    「ゴードンさん、お気になさらずとも。お察しします。」
    「局長、突然で悪いですが、明朝話せませんか?」
    「私にですか?分かりました。では、皆さんお気をつけて。」
    「お疲れ様。」

    今日最終の仕事は、場所を変え行われることになり、
    局長を残し、彼らは事務局を後にした。

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    0
      | 2019.08.02 Friday |   ・// N // | comments(0) |

      // N // 291
      22:41
      291// アッチェレランド sidaini hayaku //

      コンコンコン。
      失礼しますという声に、顔を上げる。

      「スエンセン教授、こんにちは。」
      「こんにちは、シュクール君。もう慣れたかい?」
      「少しは。」

      苦笑いのアルベルトに、
      スエンセンは、用意しておいた書類を手渡す。

      「先にお願いしていた書類ですね?」
      「そうだよ。忙しいだろうが、たまには家にも寄り給え。」
      「お誘い、感謝します。が、なかなか帰してもらえません。」
      「ラフィー君か。手強そうかな?」
      「いえ、私の覚えが悪いので、迷惑を掛けています。」
      「そんな事は無いだろうに。でも、無理はいけないよ。
      根を詰め過ぎると、体が持たないだろう。
      週末、泊まりに来てはどうかね?」

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      0
        | 2012.07.02 Monday |   ・// N // | comments(0) |

        // N // 290
        23:29
        // 太陽と森の調べ taiyou to mori no shirabe //

        「おめでとうございます。」
        「先生、きれい!」
        「おめでとう、先生。」
        「ミュラー先生、おめでとうございます。」
        「お幸せに、先生。」

        年齢の違う教え子達が、一言ずつ
        花嫁衣装を身に纏ったアンネットに、言葉を投げる。

        朝早くから、
        ロックシティ地区パブリックスクールの校門は開かれて、
        校区に住まう住人達を迎え入れた。
        結婚式だからといって、取り立てて変わった趣向はない。
        お披露目の意味合いが強い、校庭解放だった。

        時間を掛けて編み込まれた髪の
        左サイドは、白い小花で作られた髪飾り。
        その髪は、ヴェールの中に収められている。
        繊細なレースを幾重にも重ねた
        真っ白なウエディングドレスは、
        地面を引き摺らないように、踝あたりの長けで。
        片手にブーケを持ち、もう一方は、
        新郎の腕に掛かっていた。

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        0
          | 2012.05.08 Tuesday |   ・// N // | comments(0) |

          // N // 289
          01:47
          289// 月と森の調べ tuki to mori no shirabe //

          カランカラン、その音を合図にドアは開く。

          「こんばんは。」
          「いらっしゃい、パッド。
          あしたの料理は打ち合わせ通りで良いかい?」
          「派手過ぎなくて良いからね、親父さん。」

          「わかってるって。任されたからには、
          沢山用意しないとな、アレク。」
          「大人数になるだろうからね、今朝から下準備に入ったよ。」
          「ありがとう。よろしく頼むよ。」

          「あしたが、楽しみだわ。」
          「ミュラー先生も、いらっしゃい。」
          「こんばんは。」
          「こんばんは。お揃いで。いらっしゃいませ。
          外に誰か待たせているのか?」

          来店したのは、パトリシアとアンネット。
          それを出迎えたのが、親父である。

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            | 2012.04.30 Monday |   ・// N // | comments(0) |

            // N // 288
            14:12
            288// 二人のために futari no tameni //

            「よく来てくださったわ。ありがとう、私達のために。」

            アンネットが発した言葉を合図に、
            ゴードン家の執事の顔になったパトリシアが、一礼をし言った。
            「奥に、お食事の用意をしています。フランソワーズ様。
            お召替えが必要なら、お部屋へ先に参りましょうか?」

            「部屋は、変わってない?」
            それを聞いたダニエルが、口を挟んだ。
            「ダニエル様のお部屋を使って頂くように整えています。」

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              | 2012.04.25 Wednesday |   ・// N // | comments(0) |

              // N // 287
              01:10
              287// 帰郷 kikyou //

              良く晴れて、雲一つない青空が続いている。

              朝乗り込んだ列車は、1時間遅れで1つ手前の駅を出発した。
              車窓から、やっと海岸線が見えだした。
              ミューズレイの町が近づいている。

               *
              「お帰り、ダニエル。」
              列車を降りると、プラットホームには
              その地方の一般的な姿をしたパトリシアが待っていた。
              「ただいま、パパ。」

              かつての少年は、生家を後にしてやって来た。
              それから初等教育期間までと、
              義務付けられた教育のためにミケールに通う数年の長い休日を、
              合わせるとロックシティで暮らした時間の方が長い。
              第2の故郷、と言って過言は無い。

              続きを読む >>
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                | 2012.04.17 Tuesday |   ・// N // | comments(0) |

                // N // 286
                00:03
                // 交代2 koutai 2 //

                「シュクール社長、お話があります。」

                従業員が出社する時間より早く
                社長室をノックしたジュリアスは、
                開口一番、個人的な願いを切り出す心積りであった。

                アドリビの顔である二人が、同じフロアで過ごす時間は、
                近頃はかなり減少傾向にある。
                この機を逃すと、また先送りになりかねなくもあった。

                「お時間を取って頂けませんでしょうか。」

                書類上に落としていた目を、ハインリヒはジュリアスに向けた。


                 *
                「掛けたまえ。」
                「では、失礼して。」

                応接用の椅子に、向かい合って掛ける。

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                  | 2011.09.30 Friday |   ・// N // | comments(0) |

                  // N // 285
                  12:19
                  // 交代1 koutai 1 //

                  サウスシュティディ、ゴードン邸。
                  執務室には、既にジュリアスが居て、
                  いつもの席にダニエルは腰かけた。


                  「父上は、ご存じだったのですか?」
                  「何の事だ?」
                  「フランソワーズ姫の事です。」

                  こちらで暮らすようになってから、
                  どんな些細な事柄でも、話をするようにしていた。
                  自分で進んで入った道でないと言え、
                  仕事では上下関係にあり、
                  帰れば家事の打ち合わせ、
                  相手の都合を聞けない状態には、なってはいけない、
                  ふたりは、親子である以上に複合的な関係者であった。

                  当然、自分の将来も、ゴードンと言う名のもとにあり、
                  過去に外した枠も、今となっては、半ば無効化していた。

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                    | 2011.09.26 Monday |   ・// N // | comments(0) |

                    // N // 284
                    00:02
                    // そこに希望あれば…4 soko ni kibou areba ...4 //

                    背には、フランソワーズが居る。
                    ダニエルは、抵抗するのをやめた。
                    自分の前に組まれた指は、
                    大きな力が入っているのだろう、色さえない。
                    そっとその手の上に自分の手を重ねる。

                    「姫、力を抜いてください。」

                    組まれた指が、そっと解かれる。

                    「こんなにさせてしまって、申し訳ありません。」

                    フランソワーズに向き直って、
                    その両手を優しく包み、手の甲にキスした。

                    「姫、もう一度。いえ……
                    貴女には、私が必要なのでしょうか?」

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                      | 2011.07.31 Sunday |   ・// N // | comments(0) |

                      // N // 283
                      12:09
                      // そこに希望あれば…3 soko ni kibou areba ...3 //

                      「ダニエル様、お掛けになって。」
                      「では、失礼して。」

                      気まずい沈黙が落ちて、ダニエルは目のやり場に困っていた。
                      ここは、フランソワーズのプライベートルームであり
                      寝室でもあるのだ。普段よりも慎重にならぬわけにもいかない。

                      「ダニエル様。」
                      「何ですか、姫?」
                      「先程は、失礼な振る舞いをしてしまって、申し訳ありません。」
                      「そのお言葉は、貴女のお父上に。
                      私には、構うことはございませんから。」
                      「でも、……。あの……。
                      ダニエル様は、私の事が、お嫌いなのですか?」

                      その言葉に、ダニエルはさらに気まずさを増す。

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                        | 2011.07.25 Monday |   ・// N // | comments(0) |