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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪

// N // 291
22:41
291// アッチェレランド sidaini hayaku //

コンコンコン。
失礼しますという声に、顔を上げる。

「スエンセン教授、こんにちは。」
「こんにちは、シュクール君。もう慣れたかい?」
「少しは。」

苦笑いのアルベルトに、
スエンセンは、用意しておいた書類を手渡す。

「先にお願いしていた書類ですね?」
「そうだよ。忙しいだろうが、たまには家にも寄り給え。」
「お誘い、感謝します。が、なかなか帰してもらえません。」
「ラフィー君か。手強そうかな?」
「いえ、私の覚えが悪いので、迷惑を掛けています。」
「そんな事は無いだろうに。でも、無理はいけないよ。
根を詰め過ぎると、体が持たないだろう。
週末、泊まりに来てはどうかね?」

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    | 2012.07.02 Monday |   ・// N // | comments(0) |

    // N // 290
    23:29
    // 太陽と森の調べ taiyou to mori no shirabe //

    「おめでとうございます。」
    「先生、きれい!」
    「おめでとう、先生。」
    「ミュラー先生、おめでとうございます。」
    「お幸せに、先生。」

    年齢の違う教え子達が、一言ずつ
    花嫁衣装を身に纏ったアンネットに、言葉を投げる。

    朝早くから、
    ロックシティ地区パブリックスクールの校門は開かれて、
    校区に住まう住人達を迎え入れた。
    結婚式だからといって、取り立てて変わった趣向はない。
    お披露目の意味合いが強い、校庭解放だった。

    時間を掛けて編み込まれた髪の
    左サイドは、白い小花で作られた髪飾り。
    その髪は、ヴェールの中に収められている。
    繊細なレースを幾重にも重ねた
    真っ白なウエディングドレスは、
    地面を引き摺らないように、踝あたりの長けで。
    片手にブーケを持ち、もう一方は、
    新郎の腕に掛かっていた。

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      | 2012.05.08 Tuesday |   ・// N // | comments(0) |

      // N // 289
      01:47
      289// 月と森の調べ tuki to mori no shirabe //

      カランカラン、その音を合図にドアは開く。

      「こんばんは。」
      「いらっしゃい、パッド。
      あしたの料理は打ち合わせ通りで良いかい?」
      「派手過ぎなくて良いからね、親父さん。」

      「わかってるって。任されたからには、
      沢山用意しないとな、アレク。」
      「大人数になるだろうからね、今朝から下準備に入ったよ。」
      「ありがとう。よろしく頼むよ。」

      「あしたが、楽しみだわ。」
      「ミュラー先生も、いらっしゃい。」
      「こんばんは。」
      「こんばんは。お揃いで。いらっしゃいませ。
      外に誰か待たせているのか?」

      来店したのは、パトリシアとアンネット。
      それを出迎えたのが、親父である。

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        | 2012.04.30 Monday |   ・// N // | comments(0) |

        // N // 288
        14:12
        288// 二人のために futari no tameni //

        「よく来てくださったわ。ありがとう、私達のために。」

        アンネットが発した言葉を合図に、
        ゴードン家の執事の顔になったパトリシアが、一礼をし言った。
        「奥に、お食事の用意をしています。フランソワーズ様。
        お召替えが必要なら、お部屋へ先に参りましょうか?」

        「部屋は、変わってない?」
        それを聞いたダニエルが、口を挟んだ。
        「ダニエル様のお部屋を使って頂くように整えています。」

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        0
          | 2012.04.25 Wednesday |   ・// N // | comments(0) |

          // N // 287
          01:10
          287// 帰郷 kikyou //

          良く晴れて、雲一つない青空が続いている。

          朝乗り込んだ列車は、1時間遅れで1つ手前の駅を出発した。
          車窓から、やっと海岸線が見えだした。
          ミューズレイの町が近づいている。

           *
          「お帰り、ダニエル。」
          列車を降りると、プラットホームには
          その地方の一般的な姿をしたパトリシアが待っていた。
          「ただいま、パパ。」

          かつての少年は、生家を後にしてやって来た。
          それから初等教育期間までと、
          義務付けられた教育のためにミケールに通う数年の長い休日を、
          合わせるとロックシティで暮らした時間の方が長い。
          第2の故郷、と言って過言は無い。

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            | 2012.04.17 Tuesday |   ・// N // | comments(0) |

            // N // 286
            00:03
            // 交代2 koutai 2 //

            「シュクール社長、お話があります。」

            従業員が出社する時間より早く
            社長室をノックしたジュリアスは、
            開口一番、個人的な願いを切り出す心積りであった。

            アドリビの顔である二人が、同じフロアで過ごす時間は、
            近頃はかなり減少傾向にある。
            この機を逃すと、また先送りになりかねなくもあった。

            「お時間を取って頂けませんでしょうか。」

            書類上に落としていた目を、ハインリヒはジュリアスに向けた。


             *
            「掛けたまえ。」
            「では、失礼して。」

            応接用の椅子に、向かい合って掛ける。

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              | 2011.09.30 Friday |   ・// N // | comments(0) |

              // N // 285
              12:19
              // 交代1 koutai 1 //

              サウスシュティディ、ゴードン邸。
              執務室には、既にジュリアスが居て、
              いつもの席にダニエルは腰かけた。


              「父上は、ご存じだったのですか?」
              「何の事だ?」
              「フランソワーズ姫の事です。」

              こちらで暮らすようになってから、
              どんな些細な事柄でも、話をするようにしていた。
              自分で進んで入った道でないと言え、
              仕事では上下関係にあり、
              帰れば家事の打ち合わせ、
              相手の都合を聞けない状態には、なってはいけない、
              ふたりは、親子である以上に複合的な関係者であった。

              当然、自分の将来も、ゴードンと言う名のもとにあり、
              過去に外した枠も、今となっては、半ば無効化していた。

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                | 2011.09.26 Monday |   ・// N // | comments(0) |

                // N // 284
                00:02
                // そこに希望あれば…4 soko ni kibou areba ...4 //

                背には、フランソワーズが居る。
                ダニエルは、抵抗するのをやめた。
                自分の前に組まれた指は、
                大きな力が入っているのだろう、色さえない。
                そっとその手の上に自分の手を重ねる。

                「姫、力を抜いてください。」

                組まれた指が、そっと解かれる。

                「こんなにさせてしまって、申し訳ありません。」

                フランソワーズに向き直って、
                その両手を優しく包み、手の甲にキスした。

                「姫、もう一度。いえ……
                貴女には、私が必要なのでしょうか?」

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                  | 2011.07.31 Sunday |   ・// N // | comments(0) |

                  // N // 283
                  12:09
                  // そこに希望あれば…3 soko ni kibou areba ...3 //

                  「ダニエル様、お掛けになって。」
                  「では、失礼して。」

                  気まずい沈黙が落ちて、ダニエルは目のやり場に困っていた。
                  ここは、フランソワーズのプライベートルームであり
                  寝室でもあるのだ。普段よりも慎重にならぬわけにもいかない。

                  「ダニエル様。」
                  「何ですか、姫?」
                  「先程は、失礼な振る舞いをしてしまって、申し訳ありません。」
                  「そのお言葉は、貴女のお父上に。
                  私には、構うことはございませんから。」
                  「でも、……。あの……。
                  ダニエル様は、私の事が、お嫌いなのですか?」

                  その言葉に、ダニエルはさらに気まずさを増す。

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                    | 2011.07.25 Monday |   ・// N // | comments(0) |

                    // N // 282
                    23:22
                    // そこに希望あれば…2 soko ni kibou areba ...2 //

                    「ダニエル・ゴードン。君に、娘をやろう。」
                    穏やかに進んでいた会話だったが……
                    突然の申し入れに、ダニエルは面を強張らせた。

                    「もう一度、言…」
                    「失礼ですが、ご当主様。
                    姫様を金品のように扱われるのは、如何かと。」
                    「何だ。不服か?」
                    「私には、分不相応です。」
                    「何を今更…」
                    「頂けません。」

                    ガタッ。戸口で立った物音に、
                    ハインリヒは目を止め、ダニエルは振り向いた。
                    フランソワーズが、部屋に入る前に、逃げるように出て行った。

                    「フラン、戻りなさい。」
                    彼女の足音は、あっという間に消えてしまった。

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                      | 2011.07.17 Sunday |   ・// N // | comments(0) |